11月16日に行なわれた2026年ワールドカップのアジア２次予選で、日本代表はミャンマー代表相手に、上田綺世のハットトリック、鎌田大地の鋭いミドル、そして堂安律の地元ゴールで５-０の大勝を飾った。

【関連記事】「韓国メディアが我が国代表チームに苦情を述べた」中韓対決を前に両国で神経戦!? “少林寺サッカー”健在の中国代表にソン・フンミンも警戒 　大阪で白星発進を飾った森保ジャパンに対し、FIFA（国際サッカー連盟）は「このところ好調続きの日本は格下のミャンマーに快勝。フェイエノールトの上田がハットトリックで初戦を飾った」、AFC（アジア・サッカー連盟）は「三笘薫と板倉滉を負傷で欠き、久保建英、遠藤航、冨安健洋がベンチスタートになったにもかかわらず、日本は序盤でリードを奪った」「日本にとって満足のいく夜」と、それぞれ公式サイトで伝えている。

　ミャンマー側の反応を見ると、ドイツ人指揮官のミヒャエル・ファイヒテンバイナー監督は、スタッツでボールポゼッション17％、シュートなし（日本は31本）に終わったものの、実力に大きな開きがある相手とのアウェーマッチで失点を５点に抑えたこともあり、「負けたにもかかわらず、非常にハッピーだ」「日本相手に勝てるとは思ってはいなかった。以前のように、０-10のような大敗は避けたかった。大きなピンチも防ぐことができた」とのコメントを残した。

　イギリスの通信社『REUTERS』は、「日本がW杯８大会連続出場に向けて好調なスタート」と報じた他、「三笘が負傷欠場したが、フェイエノールトのストライカー（上田）が大阪で容赦ないフィニッシュを見せ、日本は余裕を取り戻した」と綴り、先制点の場面についてはミャンマーの視点で「アウェーチームは最初の10分間は粘り強く守ったが、南野拓実の技（浮き球の縦パスで上田の頭に合わせる）によって崩れ去った」と報じている。

　フランスのサッカー専門サイト『maxifoot.fr』は、「日本はいつも印象的だ。直近の７試合、公式戦も親善試合も含めて全て勝利し、今回もミャンマーに５-０で圧勝した。日本は完全に試合を支配し、相手にシュートを一度も許さず、逆に31回もゴールを狙った。上田が素晴らしいハットトリックを達成し、鎌田と堂安も“祭り”に参加。この７試合で、日本は４つの異なる大陸の国々に対して29点を挙げている。これから数か月、注目すべきチームのひとつであることに間違いないだろう」と、ポジティブに評した。