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U-23アジア杯“死の組”に海外専門メディアが異例の関心! 「2度目のトロフィーを目指す」日韓に言及も

THE DIGEST編集部

2023.11.24

パリ五輪予選も兼ねたアジア杯の日本代表の組み合わせに専門メディアが注目した。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 パリへの切符を懸けた『日韓戦』が小さくない話題を呼んでいる。

 現地11月23日、アジアサッカー連盟(AFC)が来春カタールで開催されるパリ五輪予選を兼ねたU-23アジアカップの抽選会を開き、8大会連続オリンピック出場を狙う日本は、韓国、UAE、中国と同組に入る厳しいグループとなった。

 大会はまず、16か国が4チームずつ4組に分かれ、総当たり戦となるグループリーグを実施。各グループ上位2位までが決勝トーナメントに進出でき、大会上位3チームに入れば来年7月に行なわれるパリ五輪の出場権を獲得できる。また、4位になった場合はアフリカ地域の代表チームとの大陸間プレーオフに回る。

 大会公式だけでなく、サッカー日本代表のX(旧ツイッター)もグループの組み合わせを発表すると、最激戦区の「死の組」となったグループBにサッカーファンは騒然。SNS上では、「日本のグループだけヤバすぎる」「だいぶ偏ってないかw」「なかなかいかつい面子なこと」「一番ケガが心配なグループやんけ!」など、様々な反応が溢れている。

 国内だけではない。抽選結果には、海外メディアも関心を示している。世界中のあらゆるフットボール情報を配信している専門サイト『Inside World Football』は、U-23アジアカップのドロー結果を公式サイト上のトップで報道するほど、異例の注目ぶりだった。

 アジアサッカーを牽引する日本と韓国が、グループリーグで同じ組に入ったことを紹介したうえで、同メディアは「日本はグループBの第1シードで、2016年に優勝している。韓国は2020年の優勝国でもある」と指摘し、予選で早くも激突する日韓戦に驚きを隠せなかった。
 
 前回王者であるサウジアラビア(2022年)をはじめ、優勝経験のある日本と韓国、ウズベキスタン(18年)、イラク(13年)を有力候補に挙げた同メディアは、「彼らが2度目のトロフィー獲得を目指してくるだろう」とアジアの覇権争いを展望。「熾烈な戦いになる」と論じている。

 2022年のU-23アジアカップでも、日韓は準々決勝で対峙している。当時は日本が鈴木唯人(清水エスパルス、現在はブレンビー)と細谷真大(柏レイソル)のゴールなどで3-0と撃破し、ベスト4に進出。最終的には3位で大会を終えた。

 オリンピック出場権が懸かった重要な今大会。一筋縄ではいかない難敵揃いのグループに入った日本は予選を突破し、オリンピックの切符を掴み取ることができるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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