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日本代表

「今は久保ひとりだが」日本人選手の人気沸騰! スペイン人の代理人と分析官が「ラ・リーガのクラブに推薦したい」9人の日本代表戦士

下村正幸

2023.12.02

現在ラ・リーガ1部でプレーするのは久保ひとりだが、今後一気に増える可能性も。(C)Getty Images

現在ラ・リーガ1部でプレーするのは久保ひとりだが、今後一気に増える可能性も。(C)Getty Images

「スペインにおいて日本人選手の人気が高まっている」

 これは元スペイン紙の記者で、現在はペドリやフェラン・トーレス(ともにバルセロナ)、アルフォンソ・ペドラサ(ビジャレアル)といった選手のエージェント業務を担う『Leaderbrock』社所属の代理人、A氏(本人の希望で匿名に)の言葉だ。

 今シーズン、ラ・リーガ1部でプレーするのは、レアル・ソシエダの久保建英のみだが、「最近は同業者の間でも、日本人選手の名前が話題に上る機会が増えている」という。

 そんな中でも、A氏がラ・リーガで即戦力となり得る実力者として評価するのが、三笘薫(ブライトン)と冨安健洋(アーセナル)だ。前者は、左サイドを本職とするウイングが不在のバルサで重要な戦力になれると明言。4バックにも3バックにも対応できる後者も、「バルサでCBと右SBを兼務するジュル・クンデやロナルド・アラウホが担っている役割に、そのままフィットする」と語る一方で、「3バックがメインシステムのアトレティコ・マドリーも適正は高い」と述べる。
 
 またA氏は、希少価値の高い右SBとして菅原由勢(AZアルクマール)にも着目する。水準以上の守備力を土台に攻撃力にも長けている点を高く評価し、攻守両面で安定感をもたらせる右SBが枯渇気味のラ・リーガでは、興味を示すクラブは少なくないはずだという。

 中盤の選手で名前を挙げたのが、鎌田大地(ラツィオ)と遠藤航(リバプール)のふたり。鎌田は今夏、怪我が原因でダビド・シルバが電撃的に現役を引退したソシエダの獲得候補に浮上した。最終的にクラブの上層部はアルセン・ザハリャンを獲得したが、「鎌田のほうが即戦力としての働きが期待できただろう」と指摘する。

 遠藤については、「ラ・リーガの中堅クラブでレギュラーを担えるだけの力量を持った選手。例えば、中盤に強度を生み出す選手が不足しているセビージャやバレンシアで、中心選手として活躍する姿を見てみたい」と語った。
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