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海外サッカー

セリエAに大きな打撃? 来年1月のアジアカップとアフリカ・ネーションズカップに計51人参戦か「クラブによってはリスクが」と伊紙危惧

THE DIGEST編集部

2023.12.07

24年1月は、ナポリのオシメーン(左)とミランのベナセル(右)にアフリカ・ネーションズカップ、ラツィオの鎌田(中)にアジアカップの出場の可能性があり、招集されれば所属クラブの数試合を欠場することになる。(C)Getty Images

24年1月は、ナポリのオシメーン(左)とミランのベナセル(右)にアフリカ・ネーションズカップ、ラツィオの鎌田(中)にアジアカップの出場の可能性があり、招集されれば所属クラブの数試合を欠場することになる。(C)Getty Images

 2024年1月にアジアカップとアフリカ・ネーションズカップが開催される。後半戦を迎えるタイミングで、とくにチームの主力を張るような選手が抜かれてしまうクラブは、リーグ戦で順位を落としてしまう可能性が考えられる。

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 アジアカップは1月12日から2月10日まで、アフリカ・ネーションズカップは1月13日から2月11日まで開催。それぞれファイナルに進出した国の選手は約1か月にわたって、所属クラブを空けてしまうことになる。

 伊紙『Gazzetta dello Sport』はこうした事情を踏まえ、1か月後に迫ったアジアカップとアフリカ・ネーションズカップに招集される可能性があるセリエAの選手51人を、次のように列挙した。順位は14節終了時点(勝点が同じ場合は得失点差で順位を決定)。

1位(勝点35)インテル/なし

2位(勝点33)ユベントス/なし

3位(勝点29)ミラン/MFイスマエル・ベナセル(アルジェリア)、FWサミュエル・チュクウェゼ(ナイジェリア)

4位(勝点24)ローマ/DFイバン・エンディカ(コートジボワール)、MFウセム・アウアー(アルジェリア)、FWサルダル・アズムン(イラン)

5位(勝点24)ナポリ/MFアンドレ・アンギサ(カメルーン)、FWヴィクター・オシメーン(ナイジェリア)

6位(勝点23)フィオレティーナ/MFアルフレッド・ダンカン(ガーナ)、FWエムバラ・エヌゾラ(アンゴラ)、FWクリスチャン・クアメ(コートジボワール)

7位(勝点22)ボローニャ/MFウサマ・エル・アズジ(モロッコ)

8位(勝点20)アタランタ/FWアデモラ・ルックマン(ナイジェリア)、FWエル・ビラル・トゥーレ(マリ)

9位(勝点20)ラツィオ/MF鎌田大地(日本)

10位(勝点19)トリノ/DFコフィ・ジジ(コートジボワール)、MFアドリアン・タメズ(カメルーン)、FWデンバ・セック(セネガル)、FWヤン・カラモー(コートジボワール)
 

11位(勝点18)モンツァ/MFジャン=ダニエル・アクパ・アクプロ(コートジボワール)、MFホセ・マチン(赤道ギニア)

12位(勝点18)フロジノーネ/MFアブドゥ・ハルイ、MFメディ・ブラビア、FWソフィアンヌ・ビダウィ、FWワリド・シェディラ(いずれもモロッコ)、

13位(勝点16)レッチェ/DFアーメド・トゥーバ(アルジェリア)、MFハムザ・ラフィア(チュニジア)、FWラメク・バンダ(ザンビア)、

14位(勝点15)ジェノア/FWケイレブ・エクバン(ガーナ)

15位(勝点15)サッスオーロ/MFペドロ・オビアング(赤道ギニア)

16位(勝点12)ウディネーゼ/GKマドゥカ・オコエ、DFキングスレイ・エヒジブエ(いずれもナイジェリア)、DFエンゾ・エボス(カメルーン)、DFハッサン・カマラ(コートジボワール)、DFアダム・マジーナ(モロッコ)、FWアイザック・サクセス(ナイジェリア)、

17位(勝点11)エンポリ/DFティロンネ・エブエイ(ナイジェリア)、MFユセフ・マレー(モロッコ)、FWエマニュエル・ギャシ(ガーナ)

18位(勝点10)ヴェローナ/MFマイケル・フォロルンショ(ナイジェリア)、MFマルタン・オングラ(カメルーン)、MFアイディン・フルスティッチ(オーストラリア)

19位(勝点10)カリアリ/MFイブラヒム・スレマナ(ガーナ)、FWジト・ルブンボ(アンゴラ)、FWキングストン・ムタンドワ(ザンビア)、FWエルドル・ショムロドフ(ウズベキスタン)

20位(勝点8)サレルニターナ/DFディラン・ブロン(チュニジア)、MFラサナ・クリバリ(マリ)、FWシミー、FWチュクブイケム・イクウェメシ(いずれもナイジェリア)、FWブライエ・ディア(セネガル)、FWジョバネ・カブラウ(カーボベルデ)


 上位陣でもっともダメージが大きいと見られるのはナポリだろう。エースのオシメーン、中盤のアンギサと主力中の主力が2人も抜ける可能性がある。その一方、インテルとユベントスに抜ける選手はおらず、ミランは長期の故障欠場から復帰したばかりのベナセルに代表招集を辞退するよう要請する可能性も報じられている。

 もっとも人数が多いと予想されているのが、それぞれ6人を欠く可能性があるウディネーゼとサレルニターナで、いずれも昇格組のフロジノーネとカリアリも4人が不在となるかもしれない。大幅に戦力ダウンを強いられそうなチームは、代表選手や協会に対して参加辞退を要請したり、1月に開く冬の移籍市場で補強して頭数を増やす可能性もありそうだ。

 冬の移籍市場を含め、1月のクラブの動きが今シーズンの順位を左右するターニングポイントになるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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