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海外サッカー

「素晴らしい攻撃参加」と「堅実な守備」! 攻守両面で活躍の冨安健洋、2戦連続アシストで現地メディアから軒並み高評価も、負傷交代に「懸念が残る」

THE DIGEST編集部

2023.12.04

サカの先制点をアシストした冨安。怪我の具合が心配だ。(C)Getty Images

サカの先制点をアシストした冨安。怪我の具合が心配だ。(C)Getty Images

 現地時間12月2日に行なわれたプレミアリーグ第14節で、アーセナルはウォルバーハンプトン(ウルブス)をブカヨ・サカとマルティン・ウーデゴーのゴールによって2-1で下し、リーグでは3連勝で首位を守り、公式戦では5連勝を飾った。

 この本拠地エミレーツでの一戦、「ガンナーズ」の6分と13分のゴールはいずれもゴール前での速いパスワークから生まれた。サカの先制点を縦へのダイレクトパスでお膳立てしたのが、右SBとして公式戦6試合連続で先発出場を果たした冨安健洋で、4日前のチャンピオンズリーグのランス戦に続いてのアシスト(リーグでは今季初)となった。

 このような攻撃の貢献について、ミケル・アルテタ監督からは「彼についてはまず、守備面のプレーで非常に信頼できるが、攻撃面でも進歩しており、タイミング、ポジショニング、パス出し、他の選手にスペースを開ける動きなどで改善を見せている。彼は学ぶ意欲が非常に高く、それを実践している。別のレベルを示しており、まだ成長の余地もある」との賛辞が寄せられている。

 好調ぶりを見せた冨安だが、この試合では後半途中にピッチに座り込んで左足のふくらはぎを押さえるしぐさを見せ、79分にベン・ホワイトと交代。指揮官は、「わからない。彼には、何か違和感があったようだ。疲労によるものかどうかは分からないが、リスクは負いたくないので、すぐに交代させることを決めた。どうなるか様子を見ていきたい」と説明した。
 
 スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は、「冨安の負傷退場は痛手となった」と、アーセナルに影響を与えたことを指摘し、彼の79分間のプレーに対してはDF陣の中では最高タイとなる「7」(チーム2番目タイ)を付与。一方、英国公共放送『BBC』の視聴者による採点でも「7.36」と高採点となったが、これでもチーム7番目のものである。

 日刊紙『THE Sun』も採点は「7」とし、「試合中、怪我に倒れるまで、ずっとサカをサポートするため、上手く敵陣で攻撃参加した。悪化を避けるためにホワイトと交代」と、冨安のプレーを総括。『Daily Mail』紙と『Evening Standard』紙も同採点で、後者は「先制ゴールをアシストし、序盤は素晴らしいオーバーラップを披露。守備面では、いつものように堅実だった。怪我で途中交代しただけに、容態が気にかかる」と綴った。

 サッカー専門サイトでは、『90min』が「サカを頻繁にサポートし、このウインガーの先制ゴールもお膳立てしてみせた。守備でも堅実であり、ホワイトをメンバーから追いやっている」として、こちらも採点は「7」。『football.london』は、さらに上の「8」というチーム最高タイの高採点を付与し、「日本代表選手による、新たなアシスト。彼は試合を通して、攻撃面で素晴らしいプレーを披露。強みではないと見られている部分で、悪くない成績を残している」と、ポジティブに評している。

 最後に、アーセナルのクラブ専門サイト『PAIN IN THE ARSENAL』は、「トミはボールを持っている時もそうでない時も、彼の特徴である安定したプレーを見せたが、ふくらはぎについては懸念が残る」と、怪我の具合について関心を示し、こちらは「6.5」という採点を与えた。

構成●THE DIGEST編集部

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