現地時間12月20日に行なわれたカラバオカップ（リーグカップ）準々決勝で、リバプールはウェストハムを５-１で下し、準決勝でフルアムと対戦することが決定した。

　ドミニク・ソボスライの強烈なミドル（28分）、カーティス・ジョーンズのGKの股間を射抜くシュート（56分）、コディ・ガクポとモハメド・サラーのカウンターからの一撃（71分・82分）、そしてカーティスの長距離ドリブルからのダメ押し弾（84分）とゴールショーが展開されたアンフィールドでの一戦、遠藤航は公式戦５試合連続の先発出場を果たし、60分までプレーしている。

　データ専門サイト『Whoscored.com』によれば、ボールタッチ58回、シュート（枠外）１本、パス48本（成功46本）、キーパス４本（両チーム最高タイ）、タックル３回（成功３回）、クリア１回、ファウル２回というスタッツを記録した背番号３について、クラブはSNSで絵文字を使って「今夜もワタルは仕事を果たした」と称賛した。
  　現地メディアの評価を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』が10点満点の採点で「７」（チーム３番目タイ）という高い数値を与え、英国公共放送「BBC」は「7.64」（チーム10番目）、スポーツ専門放送局『EUROSPORT』も「７」（チーム２番目タイ）。日刊紙『Daily Mail』は「6.5」と、スタメンの中では単独最低となったものの、それでも及第点以上であり、寸評も以下のようにポジティブな内容となっている。

「序盤で幾つかパスミスがあったが、日本代表のキャプテンは試合の中で改善され、守備面では相手のプレーを上手く乱した。アジアカップに出場することになれば、チームのオプションとしては、彼が欠けるのは残念なことだ。この試合で早い時間帯に交代させられたことから、アーセナル戦（12月23日）では重要な役割が与えられるかもしれない」