左足の記憶は世界中で長く語り継がれていく。
12月17日、元日本代表の中村俊輔氏の引退試合となる「SHUNSUKE NAKAMURA FAREWELL MATCH」がニッパツ三ツ沢球技場で行なわれた。主役である中村氏は6得点をマークするというゴールラッシュでスタジアムを沸かせた。
前半は「YOKOHAMA FC FRIENDS」でスタメンに名を連ね、後半からは「J-DREAMS」の一員となりフル出場。同世代でともに鎬を削り、日の丸を背負った盟友らとともにピッチを駆け回った。随所で現役時代を彷彿とさせるプレーのクオリティを発揮しており、なかでも代名詞でもあったFKでハットトリックを達成。昨季限りでの引退から1年が経過した現在も、その切れ味が衰えていないことを証明してみせた。
この1日限りの“現役復帰”のニュースは日本のみならず、海の向こうでも扱われており、中村氏の最大の武器として知られたFKや、類い稀なサッカーセンスに思いを馳せる海外メディアの声も伝えられている。
アイルランドメディア『Irish Daily Mirror』では現地時間12月20日、「セルティック、45歳のレジェンドが引退試合でFKのハットトリックを達成」と銘打ったトピックを配信。17日のゲームでのパフォーマンスを報じながら「セルティック時代、多くのFKでの得点を決めたことを思えば、フープス(セルティックの愛称)のファンにとっては驚くことではない」と綴っている。
また、セルティックの地元であるスコットランドメディア『The Scottish Sun』も引退試合の内容を伝えるとともに、2006-07シーズンでの欧州チャンピオンズリーグ(CL)、マンチェスター・ユナイテッド戦でのゴールを回想し、「彼の素晴らしいFKは歴史的なものとなった」と振り返った。
さらに同メディアは、「2-1で勝利した2008年のレンジャーズ戦でのハーフボレーは、彼の史上最高のゴールの一つとして記憶されている」として、流れの中から生まれたベストゴールにも賛辞を贈っている。
他に、イタリアサッカーサイト『Il Nobile Calcio』ではレッジーナ時代のプレーにもフォーカス。初の海外移籍となった1年目にはリーグ戦7ゴールという数字を残したが、「悪くはない成績だった」と指摘。またその中で「相手を嘲笑うかのようなゴールが3度あった。いずれもFKのものだった」と記している。
加えて、イタリアやスペインでは決して良い時期は続かなかったとも説明しながら、中村氏のプレーには「生まれながらの10番。幼少期から攻撃的MFのイメージを持っていた。少し、プレーした時代が違っていたかもしれない」など、独特の表現で選手としての印象を綴っている。
中村氏は、その華麗なプレーが人々の脳裏に焼き付けられているだけでなく、Jリーグ、スコットランドリーグのMVPなど、さまざまな記録面でもその名を残してきた。鮮やかな弧を描いてネットを揺らすFKなどで、世界中のファンの目をくぎ付けにしたファンタジスタは、すでに歩み始めている第二の人生でも確かな足跡を刻んでゆく。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】FKでハットトリックをマーク! 中村俊輔引退試合ハイライト
12月17日、元日本代表の中村俊輔氏の引退試合となる「SHUNSUKE NAKAMURA FAREWELL MATCH」がニッパツ三ツ沢球技場で行なわれた。主役である中村氏は6得点をマークするというゴールラッシュでスタジアムを沸かせた。
前半は「YOKOHAMA FC FRIENDS」でスタメンに名を連ね、後半からは「J-DREAMS」の一員となりフル出場。同世代でともに鎬を削り、日の丸を背負った盟友らとともにピッチを駆け回った。随所で現役時代を彷彿とさせるプレーのクオリティを発揮しており、なかでも代名詞でもあったFKでハットトリックを達成。昨季限りでの引退から1年が経過した現在も、その切れ味が衰えていないことを証明してみせた。
この1日限りの“現役復帰”のニュースは日本のみならず、海の向こうでも扱われており、中村氏の最大の武器として知られたFKや、類い稀なサッカーセンスに思いを馳せる海外メディアの声も伝えられている。
アイルランドメディア『Irish Daily Mirror』では現地時間12月20日、「セルティック、45歳のレジェンドが引退試合でFKのハットトリックを達成」と銘打ったトピックを配信。17日のゲームでのパフォーマンスを報じながら「セルティック時代、多くのFKでの得点を決めたことを思えば、フープス(セルティックの愛称)のファンにとっては驚くことではない」と綴っている。
また、セルティックの地元であるスコットランドメディア『The Scottish Sun』も引退試合の内容を伝えるとともに、2006-07シーズンでの欧州チャンピオンズリーグ(CL)、マンチェスター・ユナイテッド戦でのゴールを回想し、「彼の素晴らしいFKは歴史的なものとなった」と振り返った。
さらに同メディアは、「2-1で勝利した2008年のレンジャーズ戦でのハーフボレーは、彼の史上最高のゴールの一つとして記憶されている」として、流れの中から生まれたベストゴールにも賛辞を贈っている。
他に、イタリアサッカーサイト『Il Nobile Calcio』ではレッジーナ時代のプレーにもフォーカス。初の海外移籍となった1年目にはリーグ戦7ゴールという数字を残したが、「悪くはない成績だった」と指摘。またその中で「相手を嘲笑うかのようなゴールが3度あった。いずれもFKのものだった」と記している。
加えて、イタリアやスペインでは決して良い時期は続かなかったとも説明しながら、中村氏のプレーには「生まれながらの10番。幼少期から攻撃的MFのイメージを持っていた。少し、プレーした時代が違っていたかもしれない」など、独特の表現で選手としての印象を綴っている。
中村氏は、その華麗なプレーが人々の脳裏に焼き付けられているだけでなく、Jリーグ、スコットランドリーグのMVPなど、さまざまな記録面でもその名を残してきた。鮮やかな弧を描いてネットを揺らすFKなどで、世界中のファンの目をくぎ付けにしたファンタジスタは、すでに歩み始めている第二の人生でも確かな足跡を刻んでゆく。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】FKでハットトリックをマーク! 中村俊輔引退試合ハイライト
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