海外サッカー

「非常に驚いている」セルティックOBも古橋亨梧の代表落選に困惑。奮起を促すエールも「より多くゴール数を伸ばせられるか」

THE DIGEST編集部

2024.01.06

アジアカップの日本代表からは落選した古橋だが、セルティックでは今季も印象的な活躍を見せている。(C) Getty Images

 セルティックの古橋亨梧が、今月12日から開幕するアジアカップの日本代表に選出されなかったことに対する、クラブOBからの反応が伝えられている。

 スコットランドメディア『67HAIL HAIL』は現地時間1月5日、元スコットランド代表のアンディ・ウォーカー氏が「非常に驚いている」などと語ったコメントを紹介した。
 
 今季リーグ戦8得点をマークしている古橋は、得点王に輝いた昨季に比べややゴール数は伸びていないものの、昨年末に行なわれたレンジャーズ戦で決勝点を挙げて宿敵撃破に貢献。変わらない勝負強さを披露していた。クラブの公式戦日程の関係で、元日のタイ代表戦には未招集だったものの、アジアカップメンバー入りへのアピールとして、十分な結果を残していた。

『67HAIL HAIL』では、OBであるウォーカー氏が「彼はいつも大事な場面でゴールを決めている。レンジャーズ戦のゴールはまさにトップレベルだった」と語ったとして、他にも「彼は非常に能力が高いプレーヤー」など、称賛の言葉を並べた。

 その一方でウォーカー氏は、今回の件を受け「私としては、彼が代表チームからの処遇に対し、どのような反応をみせるのかが気になる。(代表落選を)チャンスと捉え、より多くゴール数を伸ばせられるか」と述べており、さらなる奮起へ期待を寄せた。

また、同メディアも「セルティックファンはシーズンのこの段階でキョウゴがもっとゴールを決めることを期待していたかもしれない」と指摘。その上で「彼は現在スコットランド・プレミアシップの22試合で8ゴールを決めている。そして、彼は大事な試合で結果を残してきた」と綴り、日本人ストライカーのスキルの高さを強調した。

 ウォーカー氏の言葉では他にも「セルティックにとってはボーナス」と語ったことも紹介されている。もちろん、前田大然、旗手怜央が抜けることもあり、クラブにとっては古橋が頼れる存在となることは言うまでもない。

近年のセルティックの躍進を支えてきたエースストライカーの代表落選は今なお、波紋を呼んでいる。しかし、カタール・ワールドカップ(W杯)に続き大舞台を戦うメンバーから漏れたという経験を、今後のサッカー人生にどう活かすか。古橋の残りのシーズンでの活躍、さらにその先のW杯アジア予選での代表復帰にも期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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