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久保建英とソシエダ同期入団のフランス人FWショがニースに完全移籍!代役候補にはアセンシオやサラビアら大物の名前も

THE DIGEST編集部

2024.01.09

ソシエダからニースに完全移籍を果たしたショ(右)。(C)Getty Images

 レアル・ソシエダは8日、フランスU-21代表FW、モハメド=アリ・ショを、リーグ・アンのニースに完全移籍で放出したことを発表した。

 スペイン紙『ムンド・デポルティボ』の報道によれば、ショの移籍金は1000万ユーロ(約15億8000万円)+出来高ボーナス200万ユーロ(約3億1600万円)で、今後ショが他クラブに移籍した場合、ソシエダは移籍金の15%を受け取れるという。

 今月19日に20歳の誕生日を迎えるショは、2020年5月にフランスのアンジェでプロキャリアをスタート。プレースタイルが似ていたことから"エムバペ2世"と期待され、久保建英らと同じタイミングとなる2022年夏に、移籍金1100万ユーロ(約17億3800万円)でソシエダに移籍した。

 入団当初は自慢のスピードを武器に主に右サイドで気を吐いたが、ポジションが重なる久保の好調に加え、負傷の影響もあり、出場機会は減少。ソシエダで過ごした1年半の公式戦出場数は40試合で、スタメンに名を連ねたのは10試合。奪ったゴールはわずかに2つだけだった。
 
 バスク地方の『ディアリオ・バスコ』によれば、今回の移籍はさらなる出場機会を求める選手本人の強い希望に、クラブ側が応える形で実現したという。ショはニースの公式サイトで以下のように述べている。

「ラ・リーガとヨーロッパのカップ戦でプレーし、僕は確実に一歩前進した。すべてが非常に早く過ぎ去ったとはいえ、キャリアはまだ始まったばかりだ。(新天地では)クオリティーを示し、進歩しつづけ、自分自身を主張したい。ニースに加入することで、それが可能になると確信している」

 また『アス』紙によれば、ソシエダは代役確保に向けてすでに動いており、その候補には、ウォルバーハンプトンのパブロ・サラビア、クラブ・ブルージュのアンドレアス・スコフ・オルセン、パリ・サンジェルマンのマルコ・アセンシオといったレフティーアタッカーの名前が挙がっているという。

 イマノル・アルグアシル監督は、「新戦力獲得に向けてなんらかのトライはしたいと思っている」と語る一方で、「ウイングなら誰でもいいというわけではない。条件が合わなければBチームの選手を起用するまでだ」とも述べている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】モハメド=アリ・ショの入団をニースがSNSで発表!
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