１月12日、AFCアジアカップが開幕する。カタールが開催地となる今大会、森保一監督率いる日本代表は５度目の優勝を目指す。

　まもなく始まる熱戦へ期待が膨らむなか、日本をはじめすでに現地入りしている各国代表の様子が伝えられている。

　UAEメディア『Khaleej Times』も、自国代表チームのカタール到着を伝えるトピックを１月９日に配信。その中では、「この大会での初優勝を目指すUAE代表は、月曜日に大会前のトレーニングキャンプを終え、ドーハに向かった」と、チームの動向や、香港、パレスチナ、イランと対戦するグループリーグの日程などを記している他、ライバルとなるであろう他の出場国への見解も綴っている。

「ユルゲン・クリンスマン監督は、韓国が64年間続けているアジアカップのタイトル争いに終止符を打ちたいと公言している」、「カタールは、ワールドカップでの惨めな戦いの記憶を払拭しようと必死だ」などと、各国の大会への意欲なども紹介。さらに昨今、世界中から自国リーグに大物選手を招いているサウジアラビアについても、「外国人選手の流入が始まって以来、代表の主力選手の多くが出場機会に苦しんでいる」と同国の内情を伝えている。
  　その上で、「現在の湾岸諸国は最先端のスポーツインフラで優位性を主張できるかもしれないが、東アジアにはアジアを代表する最高級の選手が存在する」として、日本代表について言及。

「ハジメ・モリヤスの続投となったサムライブルーは、優勝候補としてトーナメントをスタートすることになる」と評しており、さらに「モリヤス監督は、選手としても指導者としてもアジアタイトルを獲得した最初の男になるかもしれない」と指摘。加えて「カタール・ワールドカップではスペインとドイツに目覚ましい勝利を収め、９月の親善試合でもドイツを４－１で破った」などと、昨年までの戦いぶりを振り返った。

　やはり、日本はライバル国のメディアからも高い評価を得ているようだ。しかし、過去の大会では予想外の展開が何度も繰り広げられており、現在連勝記録を更新中の日本にとっても、３大会ぶりの優勝は決して簡単ではないはずだ。

　24か国によるアジアの頂点を争う戦いが、まもなく始まろうとしている。

構成●THE DIGEST編集部

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