サッカー日本代表は、史上初めての試みとなる元日の国際親善試合、タイ代表戦を経て、来月12日に開幕するアジアカップに臨む。現在、８連勝中とチームは完成度の高さを見せつけており、５度目の大会制覇への気運も高まっている。
 
　７日に発表されたタイ戦のメンバーには、イングランド、スペイン、ポルトガル、スコットランドのクラブ所属選手はリーグ日程の関係により招集が見送られた。そのため、今回選出となったメンバーは、今後の代表定着を目指すための大きなチャンスでもある。その後に行なわれるアジアカップの戦いでは、タイトル獲得はもちろん、メンバーの顔ぶれも見どころのひとつとなりそうだ。

　選手層もさらに厚みを増し、まさに破竹の勢いで快進撃を続けている日本代表には、アジアカップ出場国メディアも、すでに強い警戒心を示している。グループリーグで同組となるインドネシアのニュースサイト『suaradotcom』は現地時間12月10日、日本代表についての特集記事を配信。日本代表の現状に対する見解や、森保一監督のコメントも紹介している。

　同メディアは、「日本はインドネシア代表、イラク代表、ベトナム代表とともに2023年アジアカップのグループDに入った。モリヤス監督は相手を過小評価していない」と伝えている。

　トピックの中では、日本国内で行われた森保監督のインタビューにおいて「初戦から完璧に戦いたい。しかし、すべての試合で成長するための準備をしなければならないし、怪我やその他のことにも対応できるようにしなければならない」と語ったコメントを掲載。その上で、同メディアは「たとえ優勝候補チームであっても、サムライブルーには毎試合成長が求められる」と大会に挑む指揮官の意欲、姿勢を評した。

　また、先日発表されたFIFAランキングの結果を受け「インドネシア代表にとって日本は最強の相手。なぜなら彼らはアジア１位だからだ」と綴っており、加えて「それだけでなく、日本はいくつかの国際試合でも印象的な成績を残している。彼らはドイツ、トルコ、カナダを破った」と今年の国際Aマッチでの強豪撃破についても言及している。

　これまでの日本代表の歴史を振り返っても、2023年は特に強さを示す１年となった。対戦国が恐れをなすなか、さらに勢いを見せつけ、一気にアジアの頂点まで駆け上がることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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