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海外サッカー

ハーランドがイタリア・ペルージャ近郊にある人口500人未満の村に出没!世界的ファッションブランド創業者で、元サッカークラブ会長と交流

THE DIGEST編集部

2024.01.16

オフにイタリアのソロメオ村でランチとショッピングを楽しんだハーランド。(C)Getty Images

オフにイタリアのソロメオ村でランチとショッピングを楽しんだハーランド。(C)Getty Images

 マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが、イタリアに出没した。1月14日、SNSに「IT」とだけ記したメッセージと街中で撮った写真をアップ。これがイタリア・ウンブリア州ペルージャ近郊のコルチャーノにあるソロメオ村で撮った一枚だった。

【画像】ハーランドがソロメオ村を訪れた写真をアップ! 150万近い“いいね”がついた投稿をチェック!

 ソロメオ村は丘陵地帯にある人口400~500人の小さな村。この地にハーランドが足を運んだ理由は、ファッションだった。“ファッショニスタ(最先端のファッションを追い求める人。おしゃれに敏感な人)”として知られるハーランドは、プライベートジェット機を飛ばして、ソロメオ村にあるラグジュアリー・ブランドで、“カシミアの王”とも称される『ブルネロ・クチネリ』の本社とショップを訪れていた。

 イタリアの放送局『Sky Sport』や『Tuttosport』紙などによると、ハーランドや同行したノルウェー代表MFサンデル・ベルゲ(バーンリー所属)は、ブランドの創業者ブルネロ・クチネリの自宅でランチを共にした。メニューは、サラミやフォカッチャといったウンブリア風の前菜、トマトソースパスタ、カットステーキ、ティラミスという内容だったという。一行はショップで買い物も楽しんだ。

 ハーランドとクチネリの関係は、ハーランドが2020年に優秀な若手を表彰するゴールデンボーイ賞(『Tuttosport』紙が主催)を受賞した際、夕食会で『ブルネロ・クチネリ』のアイテムを着用していた縁で交流が生まれたという。
 
 いまではファンションブランドの創業者・デザイナーとして世界に名を馳せ、総資産は24億ユーロ(約4000億円)とも言われるクチネリ本人も、サッカーと関係がある人物だ。1998年から2014年まで、生まれ故郷カステル・リゴーネ(ペルージャ近郊にある人口400人ほどの村)のサッカークラブで会長職を務めていたのだ。地域のアマチュアリーグ(9部に相当)から出発した村のクラブが、2013年にセリエC2(当時の4部)まで駆け上がった昇格劇は、“スポーツの奇跡”とも称された。

 クチネリは慈善活動にも積極的だ。2016年にペルージャ付近で発生したイタリア中部地震で倒壊した修道院を自身の財団で再建したほか、慈善団体への寄付やソロメオ村の農業施設や公園、工業団地、図書館などの施設整備に対して資金提供。ペルージャ公立劇場財団の会長をはじめ、イタリアのファッションや食品、ワイン、香水といった各種産業の人材育成や世界への発信を行なう企業の取締役を務めるなど、芸術や文化の発展にも力を入れている。

 ファッションとサッカーに情熱を傾けてきたクチネリは自身のSNSで、ハーランドらとの交流をこのように振り返っている。

「格別で愛すべきゲストとして、ハーランド選手やベルゲ選手をはじめとした友人たちが来てくれました。若い男女にとってフットボールに対する情熱は、高い教育的価値があると考えているので、私にとって大きな喜びでした。私たちは家族や若者に対する責任、本のことなどについて語り合いました。私がアーリングとサンデルを尊敬しているのは、彼らがこうした責任の旗手として自覚している点です。私たちは笑顔で人生を見つめる方法を知っている古い友人のように親しくなりました」

構成●THE DIGEST編集部

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