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海外サッカー

CL、EURO、国内リーグ、得点王…必要なのはどのタイトル!? 英専門メディアがバロンドール候補を選定!「CLとEUROの両方を獲れればケインは全てを手に」

THE DIGEST編集部

2024.01.25

ブンデスリーガで得点ランキングの首位に立つケインもバロンドールの有力候補だ。(C)Getty Images

ブンデスリーガで得点ランキングの首位に立つケインもバロンドールの有力候補だ。(C)Getty Images

 選手個人を対象にしたタイトルの最高峰と言えるバロンドール。昨年は10月末に表彰式が行なわれ、アルゼンチン代表のスーパースター、リオネル・メッシが歴代最多となる8回目の受賞を果たしている。

 そして、年が明けてまだ間もない現在ではあるが、早くもイギリスのサッカー専門メディア『Football365』は今年の受賞者に注目しており、その候補者となるであろう選手を選定するとともに、彼らがトロフィーを受け取るために、いかなる実績を築く必要があるかにも言及した。

 最初に名前が挙がったのは、昨夏にトッテナムからバイエルンに移籍したイングランド代表のエース&キャプテンのハリー・ケイン。クラブの歴史に名を残したストライカーであるロベルト・レバンドフスキ(現バルセロナ)を上回るペースで得点を量産しており、17試合を消化した時点で22ゴールを記録し、得点ランキングのトップを快走している。しかし、チームはブンデスリーガで首位レバークーゼンに勝点7差(消化試合は1試合少ないが)をつけられての2位と、12連覇に向けてはさらなる活躍が必要となりそうだ。
 
 一方で、バイエルンはチャンピオンズリーグ(CL)では優勝候補の一角であり、また今夏に奇しくもドイツで開催されるEUROでもイングランド代表は最も栄光に近いと目されており、同メディアは「最低でもCLかEURO2024で優勝すること。もし両方に勝つことができれば、ケインは全てを手に入れるだろう」と綴っている。

 この30歳のキャプテンとイングランド代表は共闘するジュード・ベリンガムは今季、新天地となったレアル・マドリーでいきなり大活躍を見せてサッカー界の主人公にも躍り出た。ようやく20歳になったばかりの逸材は、すでに中盤の中心選手であり、「もしマドリーがさらに多くのタイトルを獲得すれば、スペインの大勢のマスコミがラ・リーガの新たなMVPをバロンドールの受賞者として熱心に推すことだろう」と同メディアは予想するが、その条件はケイン同様、最低でもCLかEUROの優勝だという。

 すでにバロンドールの有力な候補となって5年以上経つが、まだ受賞には至っていないキリアン・エムバペ。「バロンドールの選考において、フランス国内の成果はほとんど無関係のようだ」(同メディア)ということで、やはり彼の場合は前述の2人と同じ条件だが、この25歳のアタッカーはパリ・サンジェルマン、フランス代表の両方でチームの唯一無二のキーマンであるだけに、まさに受賞するかどうかも彼の働き次第ということになるだろう。
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