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日本代表

「驚くべき出来事だが…」南野拓実の“超強行軍”復帰に仏驚嘆も、シビアな評価「モナコは何も変わらず」

THE DIGEST編集部

2024.02.06

代表帰りの南野が即試合に出場し、現地を驚かせている。(C) Getty Images

代表帰りの南野が即試合に出場し、現地を驚かせている。(C) Getty Images

 2月4日に行なわれたリーグアン第20節、モナコはル・アーブルと1-1で引き分けたが、前日にカタールでのアジアカップ準々決勝イラン戦に日本代表として出場した南野拓実が後半途中からピッチに立ったことが話題となった。

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 イラン戦(現地時間14時30開始)では67分に前田大然との交代でプレーして悪夢の結末を迎えた後、すぐに約4500kmの距離を移動してモナコ(カタールとの時差は2時間)に戻った南野は、13時開始のホームゲームのメンバーとしてベンチ入りし、71分にマグネス・アクリウシェに代わって出場。つまり、両試合でのプレーの間は24時間を切るという超強行軍でのクラブ合流となった。

 20分ほどのプレー時間において、ボールタッチ16回、パス15本(成功11本)、シュートやドリブルはなし、ボールロスト1回、ファウル1回を記録し、CKでは3回キッカーを務めた背番号18だったが、スコアを動かすまでの貢献には至らず、ホームチームは2試合連続で勝点1止まりに終わっている(データ専門サイト『WhoScored.com』より)。

 帰還したばかりの南野をメンバー入りさせたことについて、モナコのアディ・ヒュッター監督は、攻撃ポジションの選手の選択肢が多くない状況で「タクミと話をした結果、彼はチームに加わることを望んだ」と語っており、日本代表選手が予定より遅れてモナコに合流したにもかかわらず、時間を置かずにピッチに立ったことを明かした。

 イラン戦後、自身のSNSで「代表チーム現場の人たちの素晴らしいサポートや、サポーターの方々や日本からの声援に応える事ができず悔しい気持ちです。この結果を真摯に受け止めて、また自分のチームで頑張ります」と反省のコメントを投稿していた南野の、今回の「鉄人ぶり」には、現地メディアが様々な反応を示している。

 スポーツ紙『L’EQUIPE』は、「南野は日本代表、モナコの選手として、24時間のうちに2試合プレーした」と伝える一方で、プレーに対しては「モナコのプレーに多くの創造性をもたらすことはなかった」「チームをまた別のもどかしい結果から回避させることはできなかった」とシビアな評価を下した。
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