一方、日刊紙『Le Parisien』は「南野のあり得ない週末」と題した記事で、「彼は待たなかった。本当に一切、待つことはなかった」と、彼の即復帰・即プレーを表現。こちらも「ノルマンディの昇格クラブ相手に差をつけるのには貢献できなかった」とネガティブな記述はあったものの、「スタッド・ドゥ・ランスの中村敬斗は同日午後のトゥールーズ戦でメンバーにも入らなかった」と、違いを強調している。
  　スポーツ専門メディア『RMC Sport』は、「南野にとってこの週末は激動のものとなった」「驚くべき連戦」と、彼の強行軍に言及。同時に、「24時間以内に代表チームでの試合を戦っていた南野は、論理的にはコンディションがフィットしているようには見えなかった」とも指摘している。

　サッカー専門メディア『Foot Mercato』は、「これは驚くべき出来事だが……心配に値する出来事ということかもしれない」と表現。24時間以内に長距離を移動して試合にも出場したことで、「サムライブルーのアタッカーは、おそらくこの日曜日の夜はよく眠れたことだろう」と綴った。一方、『FOOT11』は、これを「驚異的な偉業」「見事な復帰」と称賛し、アジアカップのために複数の試合を欠場した南野が、シーズン後半戦ではその才能を再び存分に発揮できるだろうと期待を寄せた。

　モナコのクラブ専門メディア『LA DIAGONALE』は、「日本代表としてのプレーからわずか24時間後で、南野はすでにモナコでの試合にも登場したが、彼が加わってもモナコは何も変わらなかった」と、厳しい記述。対して、『LE FIGARO』紙は、「82分に南野がペナルティーエリア内でボールを受け、危険なクロスをウィサム・ベン・イェデルに入れた」と日本人選手が作った見せ場を紹介している。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】南野拓実が早くもモナコに合流！ 巧みな抜け出しからチャンスメイクも