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ソシエダの511分無得点を打破! 今季7点目をマークした久保建英に多数の最高評価! 「美しいプレー」「最も優れたエキスパート」

THE DIGEST編集部

2024.02.20

ソシエダに公式戦6試合ぶりの得点をもたらした久保。(C) Getty Imges

 現地時間2月18日に行なわれたラ・リーガ第25節で、レアル・ソシエダはマジョルカを2-1で下し、4試合ぶり(公式戦では6試合ぶり)の白星を飾った。

 今月6日のコパ・デル・レイ準々決勝ではチャンスを活かさずにスコアレスドローに終わっていた同カード、今回も同じく敵地での一戦となったソシエダは、開始4分で先制を許したが、38分に久保建英がドリブルからマーカーを抜き切らない状態でシュートを放ってゴールネットを揺らす。さらに前半終了間際には相手選手の退場で数的優位まで得たアウェーチームは、後半アディショナルタイムにミケル・メリノのヘッド弾が炸裂、劇的な形で久々の勝点3を手にした。

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 16節ビジャレアル戦以来となる今季7点目を記録した久保。古巣相手ということで喜びを表わさなかったこのゴールは、ソシエダにとって実に公式戦6試合、時間にして512分ぶりという待望の一撃となり、チームに自信を取り戻させ、勢いを与えるという点でも貴重なものとなった。殊勲者のひとりとなった彼は、この90分間で他にも惜しいシュートや幾つかのチャンスメイクにも絡んでみせている。

 クラブはこの背番号14の働きについて、公式サイトで「イゴール・スベルディアが上手くボールを奪ってから、久保が強烈なシュートで同点ゴールを決めた」とレポート。一方、現地メディアの報道では、マドリードのスポーツ紙『MARCA』が「マルティン・スビメンディ、ブライス・メンデス、サディク・ウマルがシュートを放つも、ゴールを決められずにいたが、タケが初めの試みでそれを達成。合計511分間ゴールを決められずにいたソシエダは、ついに自分たちのゴールを祝うことができた」と伝えた。

 同メディアは一方で、マジョルカの視点から「(久保のゴールの直前で)スベルディアがマジョルカのFWヴェダト・ムリキにファウルを犯した可能性があった」と指摘し、久保のゴールについては「プレドラグ・ライコビッチが彼の前に立ちはだかった久保のシュートを止めようとしたが、対処を誤ったことで得点を許してしまった」と記述。ただ、これで久保の評価が下がることはなく、3点満点の採点では両チーム最高タイの「2」を与えている。
 
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