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「君は最高の取引相手だ」 遠藤航への各方面からの評価は高まる一方! 国外メディアからも「昨夏の移籍市場で最も優れた選手」

THE DIGEST編集部

2024.03.18

FAカップは準々決勝でマンUに敗れたが、遠藤を擁するリバプールは3冠の可能性を残している。(C)Getty Images

 昨夏にシュツットガルトからリバプールに移籍した遠藤航は、当初は適応に苦しんだものの、徐々に良さを見せ始めると、昨年末あたりから試合のたびに安定感を発揮するようになり、今ではアンカーとしてユルゲン・クロップ監督にとっての不可欠な存在へと昇り詰めた。

 ハードスケジュールを強いられている「レッズ」において、ほとんど休みなしでもそのパフォーマンスが落ちることがない背番号3には、ほぼ毎試合で現地メディアから高評価を与えられ、辛口で知られるコメンテーターからも賛辞を贈られている。

 1980~90年代にかけてアーセナルで活躍した元イングランド代表FWのポール・マーソンは、スポーツ専門サイト『sportskeeda』において「遠藤は、私が本当に感銘を受けた選手であり、リバプールは何という素晴らしい契約をしたのだろう! クロップ監督が補強に関して間違いを犯すことはほとんどない」と語った。
 
 同じくイングランド代表歴を持つマイカ・リチャーズは、ハーベイ・エリオットともに遠藤をMFの最重要選手であるとして、「彼の貢献ぶりは、リバプールが昨夏の移籍市場でチャンスを逃したように見えたことを考えると、極めて重要なことだった。彼はファンや専門家からの疑念にもかかわらず、チームにとって重要な存在であることを証明し、プレミアリーグでの成功に大きく貢献した」と絶賛している。

 この元マンチェスター・シティのDFが語ったように、リバプールは昨夏にブライトンからモイセス・カイセドを獲得しようと1億1000万ポンド(約209億円)の入札を行なうも、エクアドル代表選手本人の意向によってチェルシーに敗れ去り、ナンバーワン候補から30歳を超えたブンデスリーガの日本人選手に乗り換えたことで、多くの批判を受けたものである。

 リバプールのクラブ専門サイト『THIS IS ANFIELD』は、しかし「クロップ監督はわずか1600万ポンド(約30億円)を支払っただけで、今季、レッズが4つのタイトル獲得を目指す上で、キーマンとなる選手を獲得できた」と記述。そして、カイセドを引き合いに出す形で、「遠藤、君は最高の取引相手だ。夏の移籍市場で、リバプールとチェルシーのどちらが、最も価値のある補強をしたのか、我々は明らかに知っている」と賛辞を贈った。
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