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「世界で9番目に価値の高い23歳以下の選手」久保建英の去就について現地メディアが様々な可能性を示唆! トルコ紙はギュレルが代役としてソシエダ加入と報道

THE DIGEST編集部

2024.04.12

今夏の去就について様々な噂が飛び交う久保建英。(C)Getty Images

 レアル・ソシエダの久保建英は、ラ・リーガ第30節アラベス戦で右足のハムストリングに違和感を抱いて前半でピッチを退き、当初はクラブのメディカルレポートで軽症として早々に復帰できると見られていたが、4月10日のチーム練習にも合流できていない。

 地元バスクの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』は、「久保は今日もスビエタ(練習場)に顔を出しておらず、(14日の)31節アルメリア戦で先発出場できるかを確認するためにも、金曜日の練習は重要なものになるだろう。とはいえ、試合までにわずか2回の練習しかなく、土曜日の前日練習は他の日と比べてさほどハードではない。ラ・リーガが残り8試合という状況で、彼の貢献はチームにとって極めて重要であることを考えると、ここで無理をするのはかなり馬鹿らしいように思える」と綴り、週末の試合の欠場を示唆した。

 そんな久保について、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「彼は現在、最高の状態にはない。右ハムストリングに微小な裂傷を負っており、日本から戻ってきてから(3月の代表ウィーク明け)の彼のパフォーマンスは、昨年の輝かしいものとはほど遠かった。しかし、それでも彼は若く、ソシエダにとって非常に重要であり、明らかにポジティブな成長を遂げている。そのため、その価値はますます高まっている」と賛辞を贈っている。
 
 同メディアは、サッカー統計機関の『CIES Football Observatory』の「23歳未満の選手の市場価値ランキング」で久保が「9800万ユーロ(約161億円)」で9位にランクインしたことを「信じられない」との感嘆をまじえて紹介。これは、ドイツの移籍専門サイト『TransferMarkt』が算出した市場価格から3800万ユーロ(約62億円)も上回るものであり、『CIES』による数値の昨季からの上昇額は1800万ユーロ(約30億円)と、これはチームメイトのアンデル・バレネチェアと並んで65位だという。

 世界で9番目に価値のある若手選手と評価された22歳の日本人選手だが、それはピッチ上での戦力としてのものだけでなく、マーケティングの見地からも同様であり、ソシエダは日本を含むアジアの市場開拓にこれを活かそうと、5月29日に東京・国立競技場で東京ヴェルディと親善試合を行なうことを発表している。

 しかしスポーツ専門サイト『ESTADIO DEPORTIVO』は、「元レアル・マドリーの選手は、ソシエダの経済成長にとって不可欠な要素となっているが、6000万ユーロ(約98億円)という契約解除条項があっても、クラブが彼を引き留めるのは簡単ではないだろう。久保はその素晴らしいパフォーマンスでプレミアリーグでも注目を集めており、リバプールは最も興味を持っているクラブのひとつである」と、たびたび話題となっている久保の去就に言及した。
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