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旗手怜央&古橋亨梧の鮮やかなアベック弾に現地メディアが好反応! 「日本代表コンビによる2本の見事なフィニッシュ」

THE DIGEST編集部

2024.04.15

セント・ミレン戦でゴールを決めたセルティックの旗手(左)と古橋(右)。(C)Getty Images

 現地時間4月13日に行なわれたスコティッシュ・プレミアシップ第33節で、セルティックは3-0でセント・ミレンを下し、24勝6分け3敗で首位を守ってレギュラーシーズンを終了。今後はリーグ王者のタイトルを懸け、トップ6での総当たり戦に臨む。

 このホームでの一戦、セルティックは前田大然がハムストリングの負傷でメンバーを外れたが、他の日本人選手が躍動。52分、旗手怜央が右サイドからのパスを受け、間髪入れずに右足を振り抜いてゴール左隅へ鮮やかに突き刺し、待望の先制点をもたらすと、その8分後には右からのクロスを古橋亨梧が勢いよく頭で叩き込み、リードを広げた。その後、71~72分の間に岩田智輝を含めた日本人選手全員がピッチを退いたが、セルティックはアダム・アイダがダメ押し点を決めている。

 ブレンダン・ロジャース監督は、旗手について「レオによる、素晴らしいタッチとフィニッシュだった。彼が戻ってくるのを見るのは素晴らしいことだ。今日は出場時間が少し長くなったので、それにも満足している」、古橋については「キョウゴの動きは、彼のプレーの全てであり、自分のためのスペースを、どのように彼が作り出すかだ」と、それぞれに賛辞を贈った。

 旗手に対しては、彼にラストパスを送ったアリスター・ジョンストン(古橋のゴールもアシスト)も「あのようなクオリティーの高い瞬間を過ごせる選手がいるのは素晴らしいことだ。見事なゴールだった」と称賛し、クラブの公式サイトも「日本人MFの最初の繊細なタッチが、相手GKにチャンスを与えない18ヤードのシュートを生み出した」とレポート。背番号41はファンによる「マン・オブ・ザ・マッチ」で54.6%の得票率を記録している。
 
 現地メディアの報道では、英国公共放送『BBC』が「旗手と古橋の日本代表コンビによる2本の見事なフィニッシュにより、後半開始から15分以内に勝点3獲得をほぼ確定させた」と綴り、旗手を「前半はセント・ミレンのCBアレックス・ゴジッチが支配したが、その素晴らしい先制ゴールがホストチームを活性化させるきっかけとなった。旗手はセルティックの輝く存在だった」として「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に選定した。

 日刊紙『The Guardian』は、「前田がハムストリングの問題で欠場したため、セルティックは生ぬるい前半の展開で、サイドのプレーにダイナミズムを欠いた」と指摘した後、「長く怪我に耐えてきた旗手が上品なフィニッシュから半年ぶりのゴールを決め、セルティック・パークの緊張を和らげた」と伝えている。

 スコットランドの日刊紙『THE SCOTSMAN』は、前述のジョンストンの別コメントとして「1点目は、本当の意味でアシストとは言えない。私はただ(旗手に)パスしただけだ」「2点目では、キョウゴの動きが素晴らしかった。危険なエリアにボールを入れると、彼はほとんどの場合、そこにいる。素晴らしいヘッダーだ。あれほど小さい選手なのに、空中での動きは信じられないほどだ」との、日本人選手2人への賛辞を紹介した。

『THE SCOTTISH Sun』紙は、旗手には10点満点の採点でチーム最高タイの「8」、古橋には「7」、そしてグラスゴーの地元メディア『Glasgow World』は旗手にはチーム2番目となる「7.85」、古橋には「7.24」を、それぞれ付与している。

構成●THE DIGEST編集部

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