海外サッカー

「全ての注目が日本人選手に集まっていた」古巣マドリー相手に躍動した久保建英に現地メディアは軒並み高評価!

THE DIGEST編集部

2024.04.28

古巣のレアル・マドリー相手に躍動した久保に賛辞が集まっている。(C) Getty Images

 現地時間4月26日に行なわれたラ・リーガ第33節、レアル・ソシエダはレアル・マドリーに0-1で敗れ、3試合未勝利となった。

 4月に入って白星のないソシエダが本拠地レアレ・アレナに首位チームを迎えた一戦は、29分にマドリーの連続したダイレクトプレーで、初スタメンを飾った19歳のアルダ・ギュレルに先制ゴールを許すと、その後は互いにチャンスを生み出したものの、次の1点は生まれることなく、試合終了を迎えている。
 
 30節アラベス戦以来のスタメン入りを果たし、リーガでは26節ビジャレアル戦以来、公式戦では3月5日のチャンピオンズ・リーグ(CL)パリ・サンジェルマン戦以来となるフル出場を果たした久保建英は、古巣相手に躍動し、チャンスメイクやフィニッシュで印象的なプレーを披露。32分には相手DFをかわしてゴールネットを揺らしたものの、直前に味方のファウルがあったとして取り消しにされる場面もあった。

 データ専門サイト『WhoScored.com』によれば、ボールタッチ68回、シュート1本(枠内)、パス39本(成功33本)、キーパス3本、ドリブル7回(成功3回)、インターセプト1回、ファウル1回というスタッツを記録した背番号14は、試合後、『Movistar+』のインタビューで「試合を見た人なら、誰でも我々が勝利に値したことを知っていると思います」「マドリーは幸運でした」と語っている。

 また、自身のゴールが取り消されたことにも言及し、アンデル・バレネチェアがオーレリアン・チュアメニを背後から倒した場面について、「僕が言えるのは、バレネがボールを奪おうとし、失った選手は寝ていたということです。分かりませんが、CLであれば笛は吹かれなかったと思います」と判定に不満を示し、さらに「日程変更やこんな酷いことが起きて、ファンにとっては残念です」と、マドリーの都合(CL準決勝)によって試合日が1日早くなったことにも苦言を呈した。

 そんな日本人選手に対する現地メディアの評価は、マドリードのスポーツ紙『MARCA』が3点満点の採点で両選手最高タイの「2」(最高はカルロ・アンチェロッティ監督の満点)を与え、一方の『AS』紙は「久保はどのチームにとっても厄介な存在である」と称賛し、個別評価の記事では以下のように綴っている。

「筋肉の問題を克服し、スタメンに復帰した久保は、最高のパフォーマンスを披露し、最も見る者に感銘を与え、創造性を感じさせる選手となった。ゴールネットを揺らすも、VARで取り消されたが、彼にはさらに2つのチャンスがあった」
 
NEXT
PAGE
地元紙は久保の存在の大きさを強調