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古橋亨梧、今季ゴール数減少も“大一番”を前に期待と称賛の声が高まるワケ「彼が試合を決める可能性は十分にある」

THE DIGEST編集部

2024.05.09

3連覇へ向けて、古橋がここ3試合で3得点と調子を上げている。(C) Getty Images

 セルティックの古橋亨梧がスコットランドリーグ最終盤で、これまで以上の存在感を放っている。
【動画】古橋亨梧、ハーツ戦で2ゴールの大活躍!

 現地時間5月4日、第35節ハーツ戦で2得点を挙げ、3対0の勝利に貢献。2試合ぶりとなるリーグ戦13点目、そして今季初となる1試合2ゴールのパフォーマンスでホームの観客を大いに沸かせた。
 ここ3試合では3ゴール・1アシストと、得点に絡む結果を残してきており、チームの3連覇への可能性を高めるなど、エースストライカーとしての役割を十分なまでに果たしている。現在までのゴール数は、得点王に輝いた昨季の27ゴールのほぼ半数となっているものの、常に得点を狙い続けるそのプレーは現地メディアをはじめ、多くの人々の関心を惹きつけている。

 セルティック専門サイト『CELTS ARE HERE』では、古橋が35節でのSPFLベストイレブン選出を伝えており、ハーツ戦の活躍について「この日本人フロントマンは、開始早々にヘディングでゴールを決めるなど、際立ったパフォーマンスを見せた」などと振り返った。

 さらに同メディアは、「この29歳が1試合で複数のゴールを決めたのは1年ぶりであり、週末にスコットランド中で目立った選手たちのイレブンのひとりに選ばれるにふさわしい結果を残した」と称えている。

 また、同じくクラブの情報を扱う『67HAIL HAIL』では、古橋へのクラブOBの声を紹介。5月7日に配信された古橋の特集記事では、昨季に比べ得点が少ないという反応が国内で上がっていると伝えており、それに対し、セルティックOBのピーター・グラント氏が異論を唱えたとしている。グラント氏は、「周囲からのサポートがもっと必要だ」と論じており、さらに「決して、彼が調子を落としているわけでは無い」と日本人ストライカーへの見解を示したという。

 加えて同メディアも、今季は古橋が決定機でパスを選択する機会があると指摘しながらも、「次の土曜日にはレンジャーズと対戦するため、パークヘッドでの戦いで、彼が試合を決める可能性は十分にある」と見通している。

 今季はチームの体制が大きく変わった中でも、自らに課されたタスクを担い続けてきた古橋。数字上では昨季との違いは大きいものの、勝負強さや得点への嗅覚は増し続けている。今週末、レンジャーズとの大一番でも勝利を呼び込むプレーで、ふたたびホームスタジアムを熱狂に包んでくれるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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