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「今日の日本人選手には冴えがなかった」最終戦のラツィオ鎌田大地、決定機迎えるも今季3ゴール目ならず…現地メディアは「失点時のマークの不備」を指摘

THE DIGEST編集部

2024.05.28

最終節のサッスオーロ戦にフル出場した鎌田大地。(C)Getty Images

 現地時間5月26日に行なわれたセリエA最終節で、ラツィオはサッスオーロと1-1で引き分け、最終成績18勝7分け13敗の7位(ヨーロッパリーグ出場権獲得)で今季の全日程を終えている。

 本拠地オリンピコでの今季ラストマッチ、ラツィオは60分にマッティア・ザッカーニがFKをゴール左隅へ鮮やかに突き刺して先制したが、その6分後にセットプレーからアウェーチームの同点を許し、以降はスコアを動かせないまま試合を終えた。

 鎌田大地はこの一戦でもスタメンに名を連ねてフル出場。31分には左からのクロスをゴール前で合わせるという決定機を迎えるも、相手GKに阻まれて今季3ゴール目はならず。紆余曲折のシーズンを絞めるこのホームゲームでは、ボールタッチ88回(両チーム3番目・攻撃選手では最多)、シュート1回(枠内)、パス76回(成功68回)、キーパス1回、ドリブル1回、タックル3回(成功1回)、ボールロスト2回、ドリブルで抜かれた回数1回、ファウル3回というスタッツを記録している。
 
 現地メディアの評価を見ると、スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は10点満点の採点で「6.5」と及第点以上、『Corriere dello Sport』紙、日刊紙の『Il Messaggero』、『La Repubblica』、『IL TEMPO』紙、『Il Resto del Carlino』紙、『LA STAMPA』紙は、いずれも「6」を与えた。

『Corriere dello Sport』は、「攻撃的なトレクァルティスタとしてプレーしたが、好機では相手GKアレッシオ・クラーニョに阻まれた。サン・シーロ(先制ゴールを挙げた前節インテル戦)での鎌田とは違った。サッスオーロの同点ゴールの場面では、厳密に言えば(得点者の)マッティア・ヴィティの最も近い位置に鎌田はいた」と寸評を綴っている。
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「相手の守備にプレーを阻まれ、一時的に存在感を消されてしまった」