現地時間7月9日に行なわれたEURO2024準決勝で、フランス代表はスペイン代表に1-2で敗北。2016年大会以来の決勝進出、2000年大会以来の欧州制覇はならなかった。
大会前には優勝候補の筆頭にも挙げられていた「レ・ブルー」だったが、準々決勝までの5試合で総得点わずか3、しかもその内訳はオウンゴールとPKということで、明らかに攻撃に問題を抱えた状態でスペインと対峙。開始9分にランダル・コロ・ムアニのヘッド弾で先制点を奪い、その直後にこれまでチームを支えていた守備陣が4分間で2点を奪われるという、攻守両面での意外な展開の末に悔しい結末を迎えることになった。
エースであり、大会得点王やMVPの有力候補にも挙げられていたキリアン・エムバペは、マーカーを前にしながらもコロ・ムアニに正確なクロスを送って先制ゴールをお膳立てしたものの、結局今大会の6試合で自らゴールネットを揺らしたのはPKによる1点のみ(ポーランド戦)に終わっている。
大会の主役となるはずだった25歳は、初戦のオーストリア戦で鼻骨を骨折するというアクシデントで出鼻を挫かれる形となり、負傷部位を守るために厚さ5ミリもあるフェースマスクの着用を強いられると「ウンザリしていた」と不快感を訴え、ディディエ・デシャン監督も「呼吸を妨げられ、視野も制限されてしまう」と指摘していた。
そのため、スペイン戦ではマスクを外す決断を下したエムバペ。その試合で見事なアシストを決めたことで効果はあったと言えるかもしれないが、逆転を許して1点が欲しい状況で相手ゴールに迫れなかったことは大きな悔いを彼にもたらしたのは言うまでもなく、「スペインは、我々よりも良いプレーを見せた。サッカーは良いか悪いかのどちらかしかない。僕の今回のEUROは失敗だった」と自身2度目の大会を総括し、以下のように続けている。
「失敗だった。我々は欧州王者になるという野望を持っていたし、僕自身もそうだった。それが実現しなかったのだから、失敗だった言う他ない。しかし、これがフットボールだ。前に進まなければならない。ここまで長い1年だった。休暇を取って少し休むつもりだ。それが僕にとっては大きな助けになるだろうし、力強く復帰できるよう努力する」
大会前には優勝候補の筆頭にも挙げられていた「レ・ブルー」だったが、準々決勝までの5試合で総得点わずか3、しかもその内訳はオウンゴールとPKということで、明らかに攻撃に問題を抱えた状態でスペインと対峙。開始9分にランダル・コロ・ムアニのヘッド弾で先制点を奪い、その直後にこれまでチームを支えていた守備陣が4分間で2点を奪われるという、攻守両面での意外な展開の末に悔しい結末を迎えることになった。
エースであり、大会得点王やMVPの有力候補にも挙げられていたキリアン・エムバペは、マーカーを前にしながらもコロ・ムアニに正確なクロスを送って先制ゴールをお膳立てしたものの、結局今大会の6試合で自らゴールネットを揺らしたのはPKによる1点のみ(ポーランド戦)に終わっている。
大会の主役となるはずだった25歳は、初戦のオーストリア戦で鼻骨を骨折するというアクシデントで出鼻を挫かれる形となり、負傷部位を守るために厚さ5ミリもあるフェースマスクの着用を強いられると「ウンザリしていた」と不快感を訴え、ディディエ・デシャン監督も「呼吸を妨げられ、視野も制限されてしまう」と指摘していた。
そのため、スペイン戦ではマスクを外す決断を下したエムバペ。その試合で見事なアシストを決めたことで効果はあったと言えるかもしれないが、逆転を許して1点が欲しい状況で相手ゴールに迫れなかったことは大きな悔いを彼にもたらしたのは言うまでもなく、「スペインは、我々よりも良いプレーを見せた。サッカーは良いか悪いかのどちらかしかない。僕の今回のEUROは失敗だった」と自身2度目の大会を総括し、以下のように続けている。
「失敗だった。我々は欧州王者になるという野望を持っていたし、僕自身もそうだった。それが実現しなかったのだから、失敗だった言う他ない。しかし、これがフットボールだ。前に進まなければならない。ここまで長い1年だった。休暇を取って少し休むつもりだ。それが僕にとっては大きな助けになるだろうし、力強く復帰できるよう努力する」
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