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海外サッカー

「ヨーロッパが真っ赤に染まった」世界の13メディアは、スペインの4度目Vと2大会連続準優勝のイングランドをどう報じたのか「苦しみのなかにいる」【EURO204】

THE DIGEST編集部

2024.07.15

イングランドを2ー1で倒したスペインが、史上最多4度目のEURO優勝を成し遂げた。(C)Getty Images

イングランドを2ー1で倒したスペインが、史上最多4度目のEURO優勝を成し遂げた。(C)Getty Images

 現地7月14日、EURO2024の決勝が行なわれ、スペインがイングランドに2ー1で勝利。史上最多4度目の欧州制覇を成し遂げた。

【動画】EURO2024決勝、スペイン対イングランドのハイライトをチェック!

 後半開始早々の47分にニコ・ウィリアムスがスコアを動かした。自陣からファビアン・ルイス、ダニエル・カルバハルがつないで、内に切り込んだラミネ・ヤマルがラストパス。これをN・ウィリアムスが左足で蹴り込んだ。

 ラウンド・オブ16のスロバキア戦から、準々決勝のスイス戦、準決勝のオランダ戦と、決勝トーナメントの全4試合で先制を許しながら、それでも勝ち上がってきたイングランドも、これまでの試合のように逆襲に転じる。

 64分にジュード・ベリンガムが3人に囲まれながらもターンして左足でミドル。わずかにゴール左にそれてしまったが、背番号10は、73分に同点弾を導くアシストを見せた。右サイドを突破したブカヨ・サカの折り返しを後方に落とすと、70分に投入されたコール・パーマーの同点ゴールを演出してみせた。

 決勝ゴールが生まれたのは86分だった。スペインのキャプテン、アルバロ・モラタに代わって出場したミケル・オジャルサバルが、ダニ・オルモのパスをダイレクトで左に流すと、マルク・ククレジャのクロスに飛び込んで値千金の決勝弾。終盤の一撃でスペインが約1か月にわたって繰り広げられた祭典のラストマッチを制した。

 スペインの『Marca』紙は、「4度目を成し遂げた。私たちはまた欧州チャンピオンとなった」と伝え、『Mundo Deportivo』紙も「2ー1で4度目のチャンピオンとなった」と報じて、『As』紙も「ふたたびヨーロッパの王に返り咲いた」と歓喜。『El Pais』紙も「スペインが4度目のタイトル」と見出しを立て、『Sport』紙は「C4MPEONES DE EUROPA」と、チャンピオンの最初の「A」を4度目の「4」に変えて、自国の代表チームの快挙を伝えている。
 
 一方、敗れたイングランドの各メディアは失望した。英紙『Sun』は「サウスゲイト監督とその選手たちは決勝で敗戦。イングランドは苦しんでいる」と伝え、『Daily Telegraph』紙も「苦しみのなかにいる」と報道。『Daily Mirror』紙は「優勝まであと少し。しかし、辿り着くにはまだ遠い」と、2大会連続で決勝で敗れた代表チームを表現した。

 アルゼンチン紙『Ole』は、「スペインが最多の4度目の戴冠。素晴らしい試合を見せてイングランドを倒した」と報じ、開催国ドイツの『Bild』紙は、「決勝を制したスペインのフェスタ」と伝えている。イタリアの『Gazzetta dello Sport』紙は、「スペインがN・ウィリアムスとオジャルサバルのゴールでヨーロッパの頂点に。イングランドの“呪い”は続く」と記した。

 また、フランスの『L'Equipe』紙はスペイン代表を「アンタッチャブル」と形容。ポルトガル紙『A Bola』紙も「ヨーロッパが真っ赤(スペイン代表のカラー)に染まった」と、スペイン代表の4度目の優勝を称えている。

構成●THE DIGEST編集部

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