日本代表

「プレー、スピード、そしてフィニッシュの精度の差」大勝スタートの日本代表を敵国メディアが賞賛!「パラグアイは遠く及ばない」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.25

南米1位のパラグアイに5-0の大勝を飾った日本。(C)Getty Images

 パリオリンピックの男子サッカーが開幕し、グループDではU-23日本代表がU-23パラグアイ代表に5-0の大勝を飾るという、好スタートを切っている。

 重要な初戦、19分に左サイドの攻略から三戸舜介がニアを破る鋭いシュートで先制点を奪った日本は、25分にパラグアイがワイルダー・ビエラの悪質なファウルによる一発退場で数的優位を得ると、63分に再び三戸が今度は頭でゴールネットを揺らして加点。その6分後には山本理仁のグラウンダーのミドルで3点目、そして74分からピッチに立った藤尾翔太が82分にFKからのヘッド弾、5分後には抜け出しての独走で2ゴールを加えた。

 この大勝劇に、AFC(アジア・サッカー連盟)の公式サイトは「日本の力強い五輪のスタート。10人のパラグアイを圧倒した日本は、1968年メキシコシティ大会以来のメダル獲得を目指しており、このブルゴーニュでの勝利はU-23アジアカップの王者の意欲の表われでもあった」と綴り、今後の快進撃にも期待を寄せている。
 
 銀メダルを獲得した2004年アテネ大会以来の五輪で衝撃的な敗北を喫したパラグアイの日刊紙『HOY』は、これを「屈辱」と表現。自国チームの視点から「完全に士気を喪失するような打撃を受け、大きな改善を強いられる結果となった」と記述し、「パラグアイが先に(唯一の)チャンスを生み出した後、日本の完璧なゲームが始まり、これがさらに強まったのは、ビエラの幼稚な行為でレッドカードを受けた時だった」と指摘した。

 また同メディアは、「早い段階で退場者が出てしまい、そこで少し混乱してしまった。日本は非常に縦の攻撃に優れ、スピーディーかつ強力なチームであり、そのようなことが起こるのは当然だった」との、カルロス・ハラ・サギエ監督のコメントも紹介している。
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