現地時間7月27日に行なわれたパリオリンピック男子サッカーのグループステージ第2節で、U-23日本代表はU-23マリ代表を1-0で下して2連勝を飾り、最終節を残して準々決勝進出を決めている。
ともにゴールに迫りながらも得点には至らないまま迎えた終盤の82分、細谷真大がフィジカルの強さと瞬発力を活かしてマーカーを振り切り、右サイドをドリブルで突破してクロスを入れると、佐藤恵允のシュートは相手GKに防がれるも、詰めた山本理仁がゴールネットを揺らして日本が先制。その後、アディショナルタイムにハンドでPKを献上するも、シェイクナ・ドゥンビアがこれを失敗し、勝点3を手にした。
スペインとともに、早々にグループ突破を決めた日本について、FIFA(国際サッカー連盟)の公式サイトは「パラグアイ戦での華やかなプレーとは対照的に、忍耐強く戦った日本は、山本のゴールで試合を制した。彼は2試合連続得点を記録した3選手のうちのひとりとなり、攻撃力が不足していたマリ相手に勝利を決定づけた」と伝えている。
一方、AFC(アジア・サッカー連盟)の公式サイトは「(好セーブを連発した)GK小久保怜央ブライアンに感謝すべきである日本にとって、山本の流れに反したゴールは重要なものとなった。この勝利で大岩剛監督率いるチームは、1968年(メキシコシティ大会)以来のメダル獲得を目指して、次ラウンドに駒を進めることができた」「日本はボール支配率では圧倒的だったが、規律正しいマリの守備を前に、明確なチャンスを作るのに苦労した」と綴った。
各国メディアの報道を見ると、大会開催国フランスのサッカー専門サイト『maxifoot.fr』は「日本は山本の得点でマリを下して準々決勝に進出したが、試合を通じて押し込まれる場面もあり、特に終了間際にはドゥンビアが外したとはいえPKを与えてしまい、アジアの代表チームは冷や汗をかかされた」と、苦しい一戦だったことを強調している。
『SO FOOT』は、「終盤、山本がマリのGKラッシン・ディアラのセーブの後、絶好のタイミングでゴールを決めた。試合はかなり均衡し、シュート数はマリの12本に対して、日本は15本だった。7人制ラグビーでは最下位に終わった日本だが、サッカーでは同じ失敗を繰り返したくはなかった」と報じた。
また『FOOT MERCATO』は、「前半は両チームともに積極的で、均衡した試合展開だったが、マリの方がやや多く危険な場面を創り出した。日本は反撃を試みるも成功せず、対するマリも相手を崩し切ることができなかった。後半に入っても、マリは効率性に欠ける攻撃を続け、最終的にゴールを決めたのは日本の方だった」と、異なる結果も十分にあり得る試合だったとしている。
続いてスペインの通信社『EFE』は、「日本は2勝目。初戦でパラグアイに大勝した後、今回の勝利はやや接戦となった」とマリ戦を振り返った後、「日本がグループ首位の座を失うには大きな波乱が必要だ。彼らの得失点差は+6で、2位のパラグアイは-3である」と、最終節にも言及した。
アフリカのスポーツ専門メディアでは、『Afrique Sports』が「堅実な日本相手に、マリは幾つかのチャンスを創出するも、それをゴールに結びつけることができなかった」、『Africa Foot United』は「前半が終わった時点で、マリは6本のシュートを放ちながらも、4本のシュートを放った日本に対して決定的な差をつけられず。アジアのチームは主導権を握り、ボール支配率も高めていき、ついに決勝点。マリの左サイドを突破した素晴らしいプレーの末、山本が先制ゴールを決めた」と記している。
構成●THE DIGEST編集部
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ともにゴールに迫りながらも得点には至らないまま迎えた終盤の82分、細谷真大がフィジカルの強さと瞬発力を活かしてマーカーを振り切り、右サイドをドリブルで突破してクロスを入れると、佐藤恵允のシュートは相手GKに防がれるも、詰めた山本理仁がゴールネットを揺らして日本が先制。その後、アディショナルタイムにハンドでPKを献上するも、シェイクナ・ドゥンビアがこれを失敗し、勝点3を手にした。
スペインとともに、早々にグループ突破を決めた日本について、FIFA(国際サッカー連盟)の公式サイトは「パラグアイ戦での華やかなプレーとは対照的に、忍耐強く戦った日本は、山本のゴールで試合を制した。彼は2試合連続得点を記録した3選手のうちのひとりとなり、攻撃力が不足していたマリ相手に勝利を決定づけた」と伝えている。
一方、AFC(アジア・サッカー連盟)の公式サイトは「(好セーブを連発した)GK小久保怜央ブライアンに感謝すべきである日本にとって、山本の流れに反したゴールは重要なものとなった。この勝利で大岩剛監督率いるチームは、1968年(メキシコシティ大会)以来のメダル獲得を目指して、次ラウンドに駒を進めることができた」「日本はボール支配率では圧倒的だったが、規律正しいマリの守備を前に、明確なチャンスを作るのに苦労した」と綴った。
各国メディアの報道を見ると、大会開催国フランスのサッカー専門サイト『maxifoot.fr』は「日本は山本の得点でマリを下して準々決勝に進出したが、試合を通じて押し込まれる場面もあり、特に終了間際にはドゥンビアが外したとはいえPKを与えてしまい、アジアの代表チームは冷や汗をかかされた」と、苦しい一戦だったことを強調している。
『SO FOOT』は、「終盤、山本がマリのGKラッシン・ディアラのセーブの後、絶好のタイミングでゴールを決めた。試合はかなり均衡し、シュート数はマリの12本に対して、日本は15本だった。7人制ラグビーでは最下位に終わった日本だが、サッカーでは同じ失敗を繰り返したくはなかった」と報じた。
また『FOOT MERCATO』は、「前半は両チームともに積極的で、均衡した試合展開だったが、マリの方がやや多く危険な場面を創り出した。日本は反撃を試みるも成功せず、対するマリも相手を崩し切ることができなかった。後半に入っても、マリは効率性に欠ける攻撃を続け、最終的にゴールを決めたのは日本の方だった」と、異なる結果も十分にあり得る試合だったとしている。
続いてスペインの通信社『EFE』は、「日本は2勝目。初戦でパラグアイに大勝した後、今回の勝利はやや接戦となった」とマリ戦を振り返った後、「日本がグループ首位の座を失うには大きな波乱が必要だ。彼らの得失点差は+6で、2位のパラグアイは-3である」と、最終節にも言及した。
アフリカのスポーツ専門メディアでは、『Afrique Sports』が「堅実な日本相手に、マリは幾つかのチャンスを創出するも、それをゴールに結びつけることができなかった」、『Africa Foot United』は「前半が終わった時点で、マリは6本のシュートを放ちながらも、4本のシュートを放った日本に対して決定的な差をつけられず。アジアのチームは主導権を握り、ボール支配率も高めていき、ついに決勝点。マリの左サイドを突破した素晴らしいプレーの末、山本が先制ゴールを決めた」と記している。
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