パリオリンピック女子サッカーで、日本代表は初戦のスペイン戦はスコア(1-2)以上の完敗を喫し、続くブラジル戦でもPK失敗の後に先制を許して追い込まれたものの、後半アディショナルタイムに熊谷紗希のPKと谷川萌々子の見事なミドルで逆転勝利を飾り、準々決勝進出に大きく前進した。
グループステージ(GS)の最終節では、ここまで2連敗でグループCの最下位に沈んでいるナイジェリアが相手ということで、各国メディアからは楽観的な見方がなされている。アメリカの放送局『NBC』は、「日本は最終節、守備が固くて強固ながらも、残念ながらここまで得点のないナイジェリアとの対戦に向けて、自信を持って臨むだろう」と展望している。
一方、スポーツ専門サイト『sportskeeda』は、「ナイジェリアはこれまで五輪本大会で11試合を戦い、1勝10敗の記録に終わっているが、唯一の勝利は2004年アテネ大会で日本相手(1-0)に挙げたものである。しかし今回は、日本が接戦でこの一戦を制し、クリーンシートをやってのけるだろう」として、「1-0」のスコアを予想した。
また『Sports Mole』は、日本勝利の確率を「67.70%」(ナイジェリア勝利は「12.50%」)と算出し、「ブラジル戦で逆転勝利を飾った日本は、水曜日の試合に大きな勢いを持って臨むだろう。そして、今大会はベストの状態に戻れずに苦戦しているナイジェリアを破ることで、その勢いをさらに増すだろう」と記述。こちらは予想スコアを「2-0」としている。
このように、8強入りの可能性は高いとされる日本には、2012年ロンドン大会(準優勝)以来のメダル獲得も期待されるが、その行く手には多くの難敵が待ち受ける。そこで、現時点でライバルとの力関係がいかなるものなのかが気になるところだが、アメリカの放送局『CBS』はGS第2節終了時点における出場12か国の「パワーランキング」を以下のように発表した。
1位:スペイン(±0)
2位:アメリカ(+4)
3位:カナダ(-1)
4位:フランス(-1)
5位:日本(-1)
6位:ドイツ(-1)
7位:コロンビア(+1)
8位:ブラジル(-1)
9位:オーストラリア(+1)
10位:ナイジェリア(±0)
11位:ザンビア(±0)
12位:ニュージーランド(±0)
※カッコ内は第1節終了時からの順位推移。プラスがUP、マイナスがDOWN。
日本は第1節終了時より順位をひとつ落としたものの、メダル獲得に大きく近づける準決勝進出に向けては当落線上にいるといったところか。なお寸評では、「日本は大会が進むにつれて強くなっているようで、今後対戦するチームにとっては脅威となる存在だ。藤野あおばは常に危険なエリアに進入し、ベテランの熊谷は、日本が技術、能力、経験の全てを備えていることを見る者に思い出させる」と、ポジティブに評している。
もっとも、ここで言及された藤野が、古傷を痛めたということでブラジル戦を欠場し、翌日には車椅子で移動するなど、今後に向けて不安が残る事態となっているが、これらを乗り越えて悲願を成就させられるか。そのためにも、まずはナイジェリア戦で各国メディアの予想に違わぬ結果を残して、さらなる勢いを得たいところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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一方、スポーツ専門サイト『sportskeeda』は、「ナイジェリアはこれまで五輪本大会で11試合を戦い、1勝10敗の記録に終わっているが、唯一の勝利は2004年アテネ大会で日本相手(1-0)に挙げたものである。しかし今回は、日本が接戦でこの一戦を制し、クリーンシートをやってのけるだろう」として、「1-0」のスコアを予想した。
また『Sports Mole』は、日本勝利の確率を「67.70%」(ナイジェリア勝利は「12.50%」)と算出し、「ブラジル戦で逆転勝利を飾った日本は、水曜日の試合に大きな勢いを持って臨むだろう。そして、今大会はベストの状態に戻れずに苦戦しているナイジェリアを破ることで、その勢いをさらに増すだろう」と記述。こちらは予想スコアを「2-0」としている。
このように、8強入りの可能性は高いとされる日本には、2012年ロンドン大会(準優勝)以来のメダル獲得も期待されるが、その行く手には多くの難敵が待ち受ける。そこで、現時点でライバルとの力関係がいかなるものなのかが気になるところだが、アメリカの放送局『CBS』はGS第2節終了時点における出場12か国の「パワーランキング」を以下のように発表した。
1位:スペイン(±0)
2位:アメリカ(+4)
3位:カナダ(-1)
4位:フランス(-1)
5位:日本(-1)
6位:ドイツ(-1)
7位:コロンビア(+1)
8位:ブラジル(-1)
9位:オーストラリア(+1)
10位:ナイジェリア(±0)
11位:ザンビア(±0)
12位:ニュージーランド(±0)
※カッコ内は第1節終了時からの順位推移。プラスがUP、マイナスがDOWN。
日本は第1節終了時より順位をひとつ落としたものの、メダル獲得に大きく近づける準決勝進出に向けては当落線上にいるといったところか。なお寸評では、「日本は大会が進むにつれて強くなっているようで、今後対戦するチームにとっては脅威となる存在だ。藤野あおばは常に危険なエリアに進入し、ベテランの熊谷は、日本が技術、能力、経験の全てを備えていることを見る者に思い出させる」と、ポジティブに評している。
もっとも、ここで言及された藤野が、古傷を痛めたということでブラジル戦を欠場し、翌日には車椅子で移動するなど、今後に向けて不安が残る事態となっているが、これらを乗り越えて悲願を成就させられるか。そのためにも、まずはナイジェリア戦で各国メディアの予想に違わぬ結果を残して、さらなる勢いを得たいところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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