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鎌田大地、三笘薫には賛辞、遠藤航に厳しい展望…最後のプレシーズンマッチで明暗を分けたプレミアリーグの日本人選手

THE DIGEST編集部

2024.08.14

プレシーズンマッチの最終戦で明暗が分かれたプレミア組の遠藤(左)、鎌田(中央)、三笘(右)。(C) Getty Images

 2024-25シーズンのプレミアリーグは8月17日に開幕するが、各クラブはこれに向けての最後のプレシーズンマッチを先週末に行なっている。

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 日本人所属チームの中では、まずクリスタル・パレスが8月11日にフランスのナントを本拠地セルハースト・パークに迎えた一戦で、1-1の引き分け。先制を許した後、60分にタイリック・ミッチェルのクロスに合わせて同点ゴールを決めたのが、今夏に加入した鎌田大地だった。

 今オフでは7月27日のクローリー戦以来となる2点目を挙げた日本代表MFに対し、クラブはSNSで「セルハーストでのデビュー戦で初ゴール。最高だ、ダイチ!」と称賛。また、クラブ専門サイト『WE ARE PALACE』は、得点場面について「エベレチ・エゼの見事なフリックがミッチェルにクロスを上げるチャンスを作り、そのクロスを日本代表選手が簡単に押し込んだ。素晴らしいゴールだ」とポジティブに伝え、「再び輝かしいパフォーマンスを見せた鎌田は今季、パレスで多くのゴールを挙げられそうだ」と期待を寄せている。

 一方、ブライトンはビジャレアル(スペイン)と対戦して4-0の大勝を飾ったが、先発出場した三笘薫は定位置の左サイドで74分間躍動。14分にカットインからジョアン・ペドロの先制点をアシストし、70分には自身の決定的なシュートを相手GKが弾いたところをヤンクバ・ミンテが拾って3点目を挙げるなど、ゴールにも関与してチームに対して高い貢献を示した。

 地元メディアの評価を見ると、総合メディア『Sussex World』は、10点満点の採点で及第点の「6」を与え、寸評では「怪我に悩まされたシーズンを経て、まだトップフォームに戻る途中だが、今日は素晴らしいパフォーマンスの兆しが見られた。幾度も素晴らしいドリブルで突き進み、得点には至らなかったものの、惜しい場面があった。(チームの3点目では)良いシュートを放ったが、相手GKにセーブされ、その後にミンテがリバウンドを押し込んで加点した」と評している。

 日刊紙『The Argus』も、「今夏のプレシーズンにおいて最も長くプレーし、常に相手にとっての脅威となったように見えたものの、もっと良い成果を上げられたかもしれない。グディソン・パーク(プレミアリーグ開幕戦で対戦するエバートンの本拠地)で好調を継続できるだろうか?」と綴り、こちらの採点はさらに高い「7」となった。

 また、スポーツ専門サイト『VAVEL』の英国版は、今オフを振り返って「三笘ら主力選手の復帰は、ブライトンにとって大きな後押しとなるだろう。 彼の驚異的なスピードとドリブル技術は、プレシーズンマッチで再びファンを熱狂させた。チームにとって非常に喜ばしいことに、このスター選手は完全なフィジカル状態に戻り、再び相手チームの守備陣を脅かす準備ができている」と、新シーズンでの活躍に太鼓判を押している。
 
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