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海外サッカー

黒星先行のC・パレスに現地メディアは楽観視も... 新加入・鎌田大地のフィット具合には厳しい評価「昨季の前線より一歩後退」

THE DIGEST編集部

2024.09.14

今季、クリスタル・パレスに新天地を求めた鎌田。(C) Getty Images

今季、クリスタル・パレスに新天地を求めた鎌田。(C) Getty Images

 昨季は驚異的な追い上げでプレミアリーグ10位フィニッシュを果たし、今季のさらなる躍進が期待されるクリスタル・パレスだが、開幕3戦は1分け2敗の成績に終わり、現在は20チーム中16位に沈んでいる。

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 こうした状況に、パレスのクラブ専門サイト『tpw』は、「サウスロンドンのクラブにとって、今季のスタートには良いことも悪いことも混在している。プレミアリーグでブレントフォード(1節/1-2)、ウェストハム(2節/0-2)に敗れたのは残念だったが、それは戦力の移動による不確実性の中で進化するチームの象徴」と指摘する。

 一方で「カラバオカップ2回戦でノリッジを4-0で下した一戦では、より華やかなプレーを見せたことで、まだ形になっていないとファンが感じているチームが、輝かしい将来の可能性の片鱗を垣間見せた」と、こちらはポジティブに評している。

 国内リーグでの躓きについて、英国公共放送「BBC」は、「ミカエル・オリーズ(→バイエルン)、ヨハキム・アンデルセン(→フルアム)を放出した後、さらにマルク・グエイら多くの主力選手を失う危機に直面した」と、戦力面で不安定な状況にあったことを原因のひとつに挙げるとともに、新加入選手もオリバー・グラスナー監督の戦術に適応するのに時間がかかっていることを挙げた。

 また、アメリカの大手スポーツ専門サイト『The Athletic』は「明らかにグラスナー監督はまだ、チームを作り上げている最中である。選手たちは彼のシステムやスタイル、分析、選手の能力を引き出すための数学的アプローチの他、積極的なプレッシングに伴う厳しいフィジカル面の要求に徐々に慣れつつある。それにはまた、プレッシングのタイミングを学ぶことも含まれる」と、チームが発展途上段階にあると示している。

 さらに、「今夏7選手が加入し、そのうち4人(マット・ターナー、マクサンス・ラクロワ、トレボ・チャロバー、エディ・エンケティア)は、移籍市場の最終日から1週間ほど前での契約だった。彼らにとって、新指揮官を理解し、彼が何を求めているかを把握するための時間はまだ短いが、先週木曜日に行なわれた3部リーグのレディングとの非公開練習試合に出場し、チームの一体化を図るための取り組みがなされる中で、エンケティアは2ゴールを挙げている」と、やはりここでも着実な進歩を遂げていることを強調した。
 
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