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「世代交代における不調の象徴」仏代表主将としての“責任を放棄”と批判されるエムバペに英国紙が厳しい指摘「期待外れのチームの顔」と酷評

THE DIGEST編集部

2024.10.18

フランス代表のキャプテンを務めるエムバペ。チームの不調もあり批判が集中している。(C) Getty Images

 長くその去就が注目され、今夏にようやくレアル・マドリー移籍を実現させたキリアン・エムバペ。得点力溢れるアタッカーにとっては、キャリアにおける大きなステップアップを果たしたことで、フランス代表としてもさらなる飛躍を遂げることが期待されている。

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 マドリーではチーム同様のスロースタートで、まだ完全にチームに適応できていないと指摘されながらも、ラ・リーガ第6節のレアル・ソシエダ戦から公式戦4試合で得点を記録するなど、徐々に結果を出してきている25歳は、しかし「レ・ブルー」では夏のEURO2024で優勝候補筆頭と目されながらも調子を上げることなく準決勝でスペインの軍門に降る中で、鼻を負傷するというアクシデントに見舞われたこともあってかPKによる1ゴールに止まり、以降もUEFAネーションズリーグの2試合でも無得点に終わっている。

 ピッチ上での低調ぶりに加え、左大腿二頭筋の負傷で今月も代表戦への招集から外れたにもかかわらず、5日の第9節ビジャレアル戦で71分間もプレーしたことが物議を醸し、サポーターグループから「エムバペは代表キャプテンとして、模範となる役割を果たせていない」と批判を受けることとなった。

 真偽の程は定かでないものの、プライベートでのスキャンダルも報じられるなど、ネガティブな話題が付きまとっているフランス最大のスター選手に、英国の日刊紙『The Guardian』が注目。「エムバペ:フランス代表の世代交代における不調の象徴」と題した記事では、ユーゴ・ロリスからキャプテンマークを引き継いだ彼を「期待外れのチームの顔」と酷評している。

 同メディアは、最近のフランス国内における1000人以上を対象にしたアンケート調査で、エムバペを好意的に見ているのは全体の54%と、2019年の調査より12%も減少しており、またキャプテンとして好ましいと見ている人も22ポイント減の58%に止まっていることを紹介。それは、9月に彼が代表戦について「最も重要な事項ではない」と語ったことでファンの反感を買ったことが原因だと指摘した。
 
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「世代交代における継続性の象徴」になることが求めらるエムバペ