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「相手ゴールを脅かし続けた」 ELで躍動した久保建英、現地メディアの賛辞止まず! アシストには「賢いプレーを披露」

THE DIGEST編集部

2024.12.14

ELで躍動した久保。好パスでアシストをマークした。(C) Getty Images

 現地時間12月12日に行なわれたヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第6節で、レアル・ソシエダはウクライナのディナモ・キーウを3-0で下し、36チーム中の12位まで順位を上げている。

【動画】久保建英が敵をひきつけゴールを演出!
 本拠地レアレ・アレナでの一戦、ソシエダは19分にミケル・オジャルサバルがPKをセーブされるもすかさず詰めて先制し、その5分後にはシェラルド・ベッカーのペナルティーエリア左からのシュートが相手DFに当たって軌道を変えながらゴールネットを揺らす。さらに33分にもオジャルサバルが鋭いシュートを突き刺してリードを拡げると、この大量リードを最後まで守り切った。

 4日前のラ・リーガ第16節レガネス戦と同様のスコアで白星を飾った「ラ・レアル」において、久保建英は先発出場。24分にはゴール前に切れ込んで左に流れながらシュート機会を窺うが、フリーのベッカーを見つけてパスを選択、ELでは前節アヤックス戦に続いてのアシストを記録している。

 久保は57分でベンチに退いたが、ボールタッチ56回、シュート4回(枠内2回)、パス42回(36回)、キーパス3回、ドリブル4回(成功4回)、空中戦2回(勝利1回)、タックル2回(成功1回)、ボールロスト1回というスタッツからは、多くのプレーに絡み、効果的な働きを見せたことが窺えるだろう(データ専門サイト『WhoScored.com』より)。

 2点目をもたらしたことで、クラブのSNSでベッカーとともに「素晴らしい選手だ」と称賛された久保。彼に対する現地メディアの報道を見ると、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は彼が幾度も突破からの好クロスを見せ、彼自身もチームの4点目を狙うも追加点を挙げられずに後半途中でイマノル・アルグアシル監督によって休養を与えられたことを伝え、3点満点の採点ではチーム2番目タイとなる「2」を与えた。

 一方、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、個別評価において「日本人選手は非常に積極的にプレーし、ウクライナのチームのスペースの甘さや守備の不十分さをしっかりと活用した。何度もゴールに迫り、2点目の場面ではボールを上手く拾い、アシストに繋げる賢いプレーを披露。(チームメイトのMF)ウルコ・ゴンサレスのプレーを最も活かした選手のひとりだった」と綴り、そのプレーを「アクティブ」と表現している。
 
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「ラ・レアルのスターは、どんな厳しい状況でも物怖じせずに挑んでいった」