中村敬斗は加入2年目を迎えるスタッド・ランスでここまでリーグ・アンに17試合出場し、7ゴール・1アシストを記録している。フランスメディア『Get French Football News』が「プレーに数字を加味」と題した記事で、その魅力に迫っている。
【動画】久保が古巣ビジャレアル戦でゴラッソ!
まず着目しているのが、ポジショニングのセンスだ。「ナカムラは、クロスボールに対して、最適な位置でシュートを放つことができる。左ウイングとして出場する試合でも、サイドから中に絞って神出鬼没な動きでボックス内に顔を出す。とりわけイトウ(伊東純也)と強力なホットラインを形成している」
さらに同メディアは、得点力を支えている要因に守備力と判断力の向上を挙げる。「ナカムラは守備面においても、ランスで進化を遂げている。今シーズンのリーグ・アンでインターセプト、ボール奪取数のいずれもが増えているのはその証だ。特筆に値するのが、ファイナルサードの前でプレッシャーをかけてボールを奪うプレーで、チームのショートカウンターからのチャンスの起点になっている。今シーズン、ランスがボールを持っていない局面でプレッシングとチェイシングにおいてナカムラが見せる献身性の高さ、そして相手SBのパスコースを切って選択肢を狭めるポジション取りは目を見張るものがある。ファイナルサードでは、オン・ザ・ボールの局面での判断力にも磨きをかけている。それがまたフィニッシャーとしての活躍にも繋がっている」
そして最後にこう結論づける。「今のハイパフォーマンスを続ければ、市場価値がさらに上昇していくのは間違いないだろう」
実際、現地でもたびたび移籍の噂が浮上している。もともとランスは選手の売却で収支のバランスを図っているクラブで、現在も複数の主力がその候補に挙がっている。フランスメディア『TOP Mercato』によると、中村もその1人。かねてからフランスの強豪、マルセイユが獲得を検討していると取り沙汰されている中、ブンデスリーガの複数のクラブの関心を集めているとも報じ、信憑性は定かではないが『INNERNEWSPORT』は、18節終了現在でパリSG、マルセイユに次いで3位につけるリールが今冬、買い取りオプション付きのレンタル移籍で獲得することで合意に達したと伝えている。
この中村の2年目の活躍を後押ししているのが、1年早くランスに加入した伊東純也の存在だ。フランスメディア『But! Football Club』は1年目の昨シーズン、怪我に見舞われたり、ベンチスタートが続いた時、支えになってくれたと感謝する中村の声を紹介している。
そのランスに今月、柏レイソルから関根大輝が加入した。昨夏、ジャパンツアーを実施するなど、ランスは日本市場に注目しており、GMのマチュー・ラークル氏も「イトウとナカムラの加入効果で、ランスの試合は、リーグ・アンの中で日本における最も視聴回数の多いチームになっているという話を聞いている」と語っていた。新たに頼もしい仲間が加わったその中村だが、リーグ・アンで5戦連続ゴールを達成した後は、8試合で2得点とやや湿り気味だ。時を同じくしてランスの負けが込み始めているのは、チームの攻撃における中村の重要性を示している。
フランスメディア『But! Football Club』に「慎重に移籍先を選択しながら、ステップアップを遂げている」と評価されている中村のことだ。当然、次のビジョンも描いていることだろう。後半戦、再びペースを上げて価値を高めることが彼の未来を輝かせる一番の方法だ。
文●下村正幸
【動画】三笘がイプスウィッチ戦で今季4点目をゲット!
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まず着目しているのが、ポジショニングのセンスだ。「ナカムラは、クロスボールに対して、最適な位置でシュートを放つことができる。左ウイングとして出場する試合でも、サイドから中に絞って神出鬼没な動きでボックス内に顔を出す。とりわけイトウ(伊東純也)と強力なホットラインを形成している」
さらに同メディアは、得点力を支えている要因に守備力と判断力の向上を挙げる。「ナカムラは守備面においても、ランスで進化を遂げている。今シーズンのリーグ・アンでインターセプト、ボール奪取数のいずれもが増えているのはその証だ。特筆に値するのが、ファイナルサードの前でプレッシャーをかけてボールを奪うプレーで、チームのショートカウンターからのチャンスの起点になっている。今シーズン、ランスがボールを持っていない局面でプレッシングとチェイシングにおいてナカムラが見せる献身性の高さ、そして相手SBのパスコースを切って選択肢を狭めるポジション取りは目を見張るものがある。ファイナルサードでは、オン・ザ・ボールの局面での判断力にも磨きをかけている。それがまたフィニッシャーとしての活躍にも繋がっている」
そして最後にこう結論づける。「今のハイパフォーマンスを続ければ、市場価値がさらに上昇していくのは間違いないだろう」
実際、現地でもたびたび移籍の噂が浮上している。もともとランスは選手の売却で収支のバランスを図っているクラブで、現在も複数の主力がその候補に挙がっている。フランスメディア『TOP Mercato』によると、中村もその1人。かねてからフランスの強豪、マルセイユが獲得を検討していると取り沙汰されている中、ブンデスリーガの複数のクラブの関心を集めているとも報じ、信憑性は定かではないが『INNERNEWSPORT』は、18節終了現在でパリSG、マルセイユに次いで3位につけるリールが今冬、買い取りオプション付きのレンタル移籍で獲得することで合意に達したと伝えている。
この中村の2年目の活躍を後押ししているのが、1年早くランスに加入した伊東純也の存在だ。フランスメディア『But! Football Club』は1年目の昨シーズン、怪我に見舞われたり、ベンチスタートが続いた時、支えになってくれたと感謝する中村の声を紹介している。
そのランスに今月、柏レイソルから関根大輝が加入した。昨夏、ジャパンツアーを実施するなど、ランスは日本市場に注目しており、GMのマチュー・ラークル氏も「イトウとナカムラの加入効果で、ランスの試合は、リーグ・アンの中で日本における最も視聴回数の多いチームになっているという話を聞いている」と語っていた。新たに頼もしい仲間が加わったその中村だが、リーグ・アンで5戦連続ゴールを達成した後は、8試合で2得点とやや湿り気味だ。時を同じくしてランスの負けが込み始めているのは、チームの攻撃における中村の重要性を示している。
フランスメディア『But! Football Club』に「慎重に移籍先を選択しながら、ステップアップを遂げている」と評価されている中村のことだ。当然、次のビジョンも描いていることだろう。後半戦、再びペースを上げて価値を高めることが彼の未来を輝かせる一番の方法だ。
文●下村正幸
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