1月17日にナポリからパリ・サンジェルマンへの移籍が発表されたジョージア代表FWのフビチャ・クバラツヘリア。2029年6月までの長期契約を締結し、背番号7を与えられたアタッカーは、翌日にはチームの練習にも合流している。
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ナポリでは2022-23シーズンに33年ぶり3度目のセリエA優勝にチームを導き、同クラブの歴史的英雄であるディエゴ・マラドーナの名前をもじって「クバラドーナ」の異名を頂戴し、一躍世界最上級の注目銘柄となった23歳は、フランス、そして欧州でも屈指のビッグクラブのひとつであるパリSGの一員となったことを「夢のようだ。このクラブについては良い話を聞いており、非常に誇りに思っている」(クラブ公式サイトより)と喜んでいる。
左右両サイドでチャンスを量産し、得点力にも秀でたアタッカーの渡仏について、スポーツ専門チャンネル『ESPN』は「ジョージア代表ウインガーの到着にパリが興奮しているという表現では足りない。ここ数シーズン、リオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・エムバペのような選手たちに恵まれてきたファンにとって、スーパースターやエンターテイナー、ショーマンは必要不可欠だ。そして『クバラ』は4年半の契約で加入し、その要件を間違いなく満たしている」と報じた。
そして、「パリSGにとってクバラツヘリアは、唯一の選択肢だった。昨夏にも獲得を試みたが実現せず、ここ数週間ではマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)やカリム・アデイェミ(ドルトムント)の獲得案を断り、昨年8月にはジェイドン・サンチョ(当時マンU)やミランのラファエル・レオンを迎えるチャンスも見送った。ルイス・エンリケ監督は、攻撃陣においてはこのジョージア人だけを求めていた」と綴り、今後の起用法や彼がチームに及ぼす影響にも言及している。
「スペイン人指揮官は、新たな背番号7を左、右、CF、またはトップ下など、どこでプレーさせるかを探っているが、クバラはどこでもプレーできると考えられる。流動的で構造的な4-3-3のフォーメーションの中で、エンリケ監督は彼をゲームチェンジャーとして評価しており、若く、万能で、技術的に優れ、勤勉で学ぶ意欲のある選手として理想的だと信じている。それでも、まだ磨きが必要であり、指揮官はそれに取り組むのを楽しみにしている」
「今回の契約により、パリSGの攻撃陣のダイナミクスは変わる。彼がどこでプレーするにせよ、これまで右サイドのアクラフ・ハキミとウスマンヌ・デンベレのデュオに過度に依存していた攻撃陣に、よりバランスをもたらし、相手チームにとっては予測不可能性を高めることで、パリSGの攻撃に多様性をもたらす。当然、ハキミらの負担も軽減される」
同メディアは、「パリSGにとって、クバラツヘリアを獲得するチャンスを逃すわけにはいかなかった。クラブの誰もが彼の加入を待ちきれず、通常は冷静なエンリケ監督でさえ、彼の到着に興奮しているのが見て取れたほどだ」と、まさに長年の希望が叶った補強であることを強調した。
気になる彼の新天地デビューについては、25日のリーグアン第19節スタッド・ドゥ・ランス戦が有力だと見られており、「熱狂的なパルク・デ・プランスのサポーターたちには、新たなチームアイコンとなるクバラツヘリアに愛情を示す準備ができている」と伝えている。
ちなみに同メディアは、この6000万ユーロ(約97億円)という移籍金が費やされた、今冬最大のビッグディールを別の記事でも評価。他の成約案件との相対的な見地から「B+」とし、「非常に優れたウインガーを比較的安価で獲得できたことで大喜びだろう」と記述。一方、「大惨事。スクデットの立役者であり象徴的な存在だった選手を失った。アントニオ・コンテ監督は、昨夏に彼を放出しなかったことが、結果的にクラブに損害を与えたと明らかにしている」と、彼を放出したナポリ側の見地からも評している。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】クバラツヘリア、パリSGでのファーストトレーニング
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ナポリでは2022-23シーズンに33年ぶり3度目のセリエA優勝にチームを導き、同クラブの歴史的英雄であるディエゴ・マラドーナの名前をもじって「クバラドーナ」の異名を頂戴し、一躍世界最上級の注目銘柄となった23歳は、フランス、そして欧州でも屈指のビッグクラブのひとつであるパリSGの一員となったことを「夢のようだ。このクラブについては良い話を聞いており、非常に誇りに思っている」(クラブ公式サイトより)と喜んでいる。
左右両サイドでチャンスを量産し、得点力にも秀でたアタッカーの渡仏について、スポーツ専門チャンネル『ESPN』は「ジョージア代表ウインガーの到着にパリが興奮しているという表現では足りない。ここ数シーズン、リオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・エムバペのような選手たちに恵まれてきたファンにとって、スーパースターやエンターテイナー、ショーマンは必要不可欠だ。そして『クバラ』は4年半の契約で加入し、その要件を間違いなく満たしている」と報じた。
そして、「パリSGにとってクバラツヘリアは、唯一の選択肢だった。昨夏にも獲得を試みたが実現せず、ここ数週間ではマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)やカリム・アデイェミ(ドルトムント)の獲得案を断り、昨年8月にはジェイドン・サンチョ(当時マンU)やミランのラファエル・レオンを迎えるチャンスも見送った。ルイス・エンリケ監督は、攻撃陣においてはこのジョージア人だけを求めていた」と綴り、今後の起用法や彼がチームに及ぼす影響にも言及している。
「スペイン人指揮官は、新たな背番号7を左、右、CF、またはトップ下など、どこでプレーさせるかを探っているが、クバラはどこでもプレーできると考えられる。流動的で構造的な4-3-3のフォーメーションの中で、エンリケ監督は彼をゲームチェンジャーとして評価しており、若く、万能で、技術的に優れ、勤勉で学ぶ意欲のある選手として理想的だと信じている。それでも、まだ磨きが必要であり、指揮官はそれに取り組むのを楽しみにしている」
「今回の契約により、パリSGの攻撃陣のダイナミクスは変わる。彼がどこでプレーするにせよ、これまで右サイドのアクラフ・ハキミとウスマンヌ・デンベレのデュオに過度に依存していた攻撃陣に、よりバランスをもたらし、相手チームにとっては予測不可能性を高めることで、パリSGの攻撃に多様性をもたらす。当然、ハキミらの負担も軽減される」
同メディアは、「パリSGにとって、クバラツヘリアを獲得するチャンスを逃すわけにはいかなかった。クラブの誰もが彼の加入を待ちきれず、通常は冷静なエンリケ監督でさえ、彼の到着に興奮しているのが見て取れたほどだ」と、まさに長年の希望が叶った補強であることを強調した。
気になる彼の新天地デビューについては、25日のリーグアン第19節スタッド・ドゥ・ランス戦が有力だと見られており、「熱狂的なパルク・デ・プランスのサポーターたちには、新たなチームアイコンとなるクバラツヘリアに愛情を示す準備ができている」と伝えている。
ちなみに同メディアは、この6000万ユーロ(約97億円)という移籍金が費やされた、今冬最大のビッグディールを別の記事でも評価。他の成約案件との相対的な見地から「B+」とし、「非常に優れたウインガーを比較的安価で獲得できたことで大喜びだろう」と記述。一方、「大惨事。スクデットの立役者であり象徴的な存在だった選手を失った。アントニオ・コンテ監督は、昨夏に彼を放出しなかったことが、結果的にクラブに損害を与えたと明らかにしている」と、彼を放出したナポリ側の見地からも評している。
構成●THE DIGEST編集部
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