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海外サッカー

「ヒメネスと同じくらい効果的なプレー」強豪バイエルン戦でトドメを刺した復帰2戦目の上田綺世を現地紙が絶賛!「チャンスは1回あれば十分」

THE DIGEST編集部

2025.01.23

強豪バイエルン戦でダメ押しの3点目を奪った上田。(C)Getty Images

強豪バイエルン戦でダメ押しの3点目を奪った上田。(C)Getty Images

 現地時間1月22日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第7節で、フェイエノールトはバイエルンを3-0で下し、2連勝で全36チーム中の11位に浮上している。
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 本拠地デ・カイプでの一戦は、守勢に立つ時間の方が圧倒的に多かった(ボールポゼッションはわずか20%)。ホームチームが21分にエースのサンティアゴ・ヒメネスによってカウンターから先制ゴールを挙げると、前半アディショナルタイムにもそのヒメネスのPKで加点。リードを維持して迎えた83分には、交代出場の上田綺世がアントニ・ミランボのラストパスを受け、冷静にGKマヌエル・ノイアーの足元を抜くシュートをゴール右隅に流し込んで、強豪相手の大勝利を完了させた。

 昨年10月29日のエールディビジ第4節・アヤックス戦で前半途中にハムストリングの負傷で途中交代を強いられて以降、13試合の欠場を経て19節ヴィレムⅡ戦で終了間際に復帰を果たした日本代表ストライカーは、このバイエルン戦では83分にアニス・ハジ・ムッサに代わってピッチに立ち、6分で目に見える結果を残してみせた。

 自身のSNSに得点場面などの画像を公開して「久しぶりのフェイエサポーターの歓声に震えました」と喜びと感謝のコメントを投稿した背番号9に対しては、UEFA(欧州サッカー連盟)の公式サイトが「上田は自らのマーカーを振り切り、ミランボのスルーパスを受け、GKノイアーをかわして確実に試合を決定づけた」「ヒメネスは決定力を示し、上田は素晴らしいゴールを披露」と賛辞を贈っている。
 
 オランダの日刊紙『De Telegraaf』は、試合のレポート記事において「ほとんど自陣で守りに回る展開の中、GKユースティン・ビュロウがチームを何度も救い、カウンターからヒメネスと上田が決定的な活躍を見せた」と綴った。

 一方、『AD』紙は「日本人ストライカーは、チームメイトであるメキシコ人FW(ヒメネス)の同僚と同じくらい効果的なプレーを披露し、デ・カイプで3度目の“爆発”を起こすのに、ノイアーと対戦するチャンスがたった1回あれば、それで十分だった」と、彼の決定力を高く評価し、ライブ実況の記事では彼のゴールを受けて「今夜、ここで起きていることは信じられないほど素晴らしい!」と感嘆している。

 また南オランダの地域公共放送「Rijnmond」は、「ミランボの素晴らしいパスを受けた上田が、ゴール前にボールを運ぶ。この冷静なストライカーはノイアーをかわし、ボールをゴールに流し込んだ」「日本人選手は巧みにカウンターを完了させた」と、こちらもポジティブに上田の決定的な働きを報じた。

 8割のボールポゼッションを誇り、30本のシュート(フェイエノールトは8本)を放ちながらもゴールを割れずに3敗目を喫したバイエルンの自国メディアでは、日刊紙『BILD』が「信じられない! ヒメネスに対してレオン・ゴレツカがファウルを犯してアドバンテージが適用されると、ミランボが2対4の状況で走り込む上田にパスを通し、プレスをかわした上田が左足でボールをセット。飛び出してきたノイアーをかわし、13メートルの距離から右下隅に見事なシュートを決めた」と、トドメの一撃を振り返っている。

構成●THE DIGEST編集部

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