セルティックは現地時間1月22日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第7節でスイスのヤングボーイズを1-0で下し、勝点を12に伸ばして全36チーム中の18位に浮上。最終節を残してプレーオフ進出圏内以上を確定させている。
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4戦無敗(1勝3分け)で迎えたホームゲームで、セルティックは41分にPK獲得で先制の絶好機を掴むも、キッカーのアルネ・エンゲルスが失敗。長く試合を動かせないまま終盤を迎えたが、86分に旗手怜央のラストパスで抜け出したアダム・イダーのシュートが相手GK、DFを経てゴールに転がり込む(オウンゴール)という形でついにリードを奪うと、これを守り切った。
この一戦では、旗手、古橋亨梧、前田大然の3人がスタメン入り。その去就が注目される古橋は3度ゴールネットを揺らすもことごとく無効となり、前田は幾度か惜しい場面を迎え、チームが先制した後の89分にラフプレーで一発退場と、それぞれ良くも悪くも多くの見せ場を創ったが、貢献度が最も高かったのは、やはり前述の通りに決勝点を演出した旗手だろう。
速攻から自陣右サイドで寄せる相手選手を上手くかわしてから敵陣ゴール前の的確なスペースに距離、タイミングともに寸分の狂いもない長い縦パスを通したこの日本代表MFのプレーを、クラブの公式サイトは「試合が膠着状態にあった中、セルティックが85分に先制ゴールを奪うには、素晴らしいプレーと少しの幸運が必要だった。そして、旗手が途中出場のイダーに見事なスルーパスを通し、ボールは相手キャプテン、ロリス・ベニートによってゴールに押し込まれた」と伝えている。
ブレンダン・ロジャース監督は、「GKから始まり、レオの本当に信じられないようなパスがあって、前半にはなかった少しの幸運を手にすることができた」と決勝ゴールを振り返り、キャプテンのカラム・マクレガーも「信じられないほど素晴らしいパス」と称賛。そして、その恩恵を受けたイダーは以下のように、旗手の優秀さを強調した。
「彼からのパスは本当に信じられないものだった。これが、レオという選手の特徴だ。彼は魔法のようなプレーを繰り返し見せてくれる。これこそが、彼の強みだ。それによって、僕はゴール前に走り出し、自分の力でシュートまで持ち込むことができた。そして運良く、最終的にゴールにまで繋がった」
セルティックが5戦連続無敗というCLにおける最高記録を樹立するのにも貢献した旗手に対する現地メディアの評価を見ると、英国公共放送『BBC』は「旗手の素晴らしいスルーパス」と称賛し、日刊紙『The Guardian』は「それまで疲れ切っているように見えた旗手怜央が、素晴らしいパスでイダーを解放した」と伝えている。
『THE SCOTSMAN』紙は10点満点の採点でチーム2番目となる「8」を旗手に与え、寸評は「序盤に前田とキョウゴに見事なパスを通し、自身も何度も遠距離からゴールに迫り、前半終了間際にはPKも獲得した。時折まさにこれぞ一流というプレーを見せ、決勝点に繋がったパスは崇高なものだった」と、終始ポジティブな内容となった。
一方、『Daily Mail』紙は「セルティックはフラストレーションを溜めた状態で試合を終えるかと思われたが、ハイクオリティーな勢いがセルティックに有利に働き、旗手が左サイドでマーカーに寄せられた際、上手く衝撃をかわして置き去りにし、相手守備陣の背後に素晴らしいボールを通した」と、彼の決定的プレーを振り返っている。
そして、クラブの地元グラスゴーの総合サイト『Glasgow World』は「ゴールを生み出した素晴らしいターンとパス。その他の場面でも、キレのあるパスでヤングボーイズの守備を切り裂く場面があった」と褒め称え、データ専門サイト『WhoScored.com』による採点「7.9」(チーム単独最高)を引用した。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】CL7節ヤングボーイズ戦後の旗手インタビュー
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4戦無敗(1勝3分け)で迎えたホームゲームで、セルティックは41分にPK獲得で先制の絶好機を掴むも、キッカーのアルネ・エンゲルスが失敗。長く試合を動かせないまま終盤を迎えたが、86分に旗手怜央のラストパスで抜け出したアダム・イダーのシュートが相手GK、DFを経てゴールに転がり込む(オウンゴール)という形でついにリードを奪うと、これを守り切った。
この一戦では、旗手、古橋亨梧、前田大然の3人がスタメン入り。その去就が注目される古橋は3度ゴールネットを揺らすもことごとく無効となり、前田は幾度か惜しい場面を迎え、チームが先制した後の89分にラフプレーで一発退場と、それぞれ良くも悪くも多くの見せ場を創ったが、貢献度が最も高かったのは、やはり前述の通りに決勝点を演出した旗手だろう。
速攻から自陣右サイドで寄せる相手選手を上手くかわしてから敵陣ゴール前の的確なスペースに距離、タイミングともに寸分の狂いもない長い縦パスを通したこの日本代表MFのプレーを、クラブの公式サイトは「試合が膠着状態にあった中、セルティックが85分に先制ゴールを奪うには、素晴らしいプレーと少しの幸運が必要だった。そして、旗手が途中出場のイダーに見事なスルーパスを通し、ボールは相手キャプテン、ロリス・ベニートによってゴールに押し込まれた」と伝えている。
ブレンダン・ロジャース監督は、「GKから始まり、レオの本当に信じられないようなパスがあって、前半にはなかった少しの幸運を手にすることができた」と決勝ゴールを振り返り、キャプテンのカラム・マクレガーも「信じられないほど素晴らしいパス」と称賛。そして、その恩恵を受けたイダーは以下のように、旗手の優秀さを強調した。
「彼からのパスは本当に信じられないものだった。これが、レオという選手の特徴だ。彼は魔法のようなプレーを繰り返し見せてくれる。これこそが、彼の強みだ。それによって、僕はゴール前に走り出し、自分の力でシュートまで持ち込むことができた。そして運良く、最終的にゴールにまで繋がった」
セルティックが5戦連続無敗というCLにおける最高記録を樹立するのにも貢献した旗手に対する現地メディアの評価を見ると、英国公共放送『BBC』は「旗手の素晴らしいスルーパス」と称賛し、日刊紙『The Guardian』は「それまで疲れ切っているように見えた旗手怜央が、素晴らしいパスでイダーを解放した」と伝えている。
『THE SCOTSMAN』紙は10点満点の採点でチーム2番目となる「8」を旗手に与え、寸評は「序盤に前田とキョウゴに見事なパスを通し、自身も何度も遠距離からゴールに迫り、前半終了間際にはPKも獲得した。時折まさにこれぞ一流というプレーを見せ、決勝点に繋がったパスは崇高なものだった」と、終始ポジティブな内容となった。
一方、『Daily Mail』紙は「セルティックはフラストレーションを溜めた状態で試合を終えるかと思われたが、ハイクオリティーな勢いがセルティックに有利に働き、旗手が左サイドでマーカーに寄せられた際、上手く衝撃をかわして置き去りにし、相手守備陣の背後に素晴らしいボールを通した」と、彼の決定的プレーを振り返っている。
そして、クラブの地元グラスゴーの総合サイト『Glasgow World』は「ゴールを生み出した素晴らしいターンとパス。その他の場面でも、キレのあるパスでヤングボーイズの守備を切り裂く場面があった」と褒め称え、データ専門サイト『WhoScored.com』による採点「7.9」(チーム単独最高)を引用した。
構成●THE DIGEST編集部
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