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「3戦連続で強力なパフォーマンスを発揮」 2G1Aと印象的な活躍を見せた1月の三笘薫をブライトン専門メディアが称賛!「指揮官の判断は的確だった」

THE DIGEST編集部

2025.01.29

好調な1月を過ごしたブライトンの三笘。(C)Getty Images

 ブライトンの三笘薫は2025年に入り、今月行なわれた公式戦5試合で4試合に先発出場し、389分間のプレーで2得点1アシストという記録を残した。

【動画】三笘がマンU戦で大暴れ!1ゴール・1アシストの活躍

 現地時間1月4日に、今年最初の一戦となったプレミアリーグ第20節のアーセナル戦で後半途中からピッチに立って好パフォーマンスを発揮した背番号22のウィンガーは、1週間後のFAカップのノーリッジ戦では見せ場を創れなかったものの、16日のリーグ21節イプスウィッチ戦で先制ゴールを挙げて9試合ぶり(公式戦では10試合ぶり)の勝利に大きな貢献を果たす。

 さらに存在感を示したのは、その3日後の22節マンチェスター・ユナイテッド戦で、敵地オールド・トラフォードで先制アシスト、決勝ゴールと大活躍を披露してチームを連勝に導いた。そして7試合ぶりの黒星を喫した直近の23節エバートン戦でも、クラブの地元メディア『Sussex World』から「ブライトンの攻撃陣の中で最も危険なプレーを披露した」と評されるなど、好調ぶりを維持している。

 クラブの専門メディア『WE ARE BRIGHTON.COM』は、途中出場のアーセナル戦における三笘を「あと少しで、ヤンクバ・ミンテのクロスを押し込んでゴールを決めるところだった。これが決まっていれば、彼の凄さをさらに証明するとともに、ブライトンに勝利をもたらしていただろう」と綴り、採点は及第点を超える「6.33」を与えた。

 イプスウィッチ戦では、「日本の『超特急』のシュートは相手GKクリスティアン・ウォルトンに近すぎるように見えたが、ボールはどういうわけかウォルトンの身体の下をすり抜けてゴールに辿り着いた」との記述に止まったが(採点はなし)、続くマンU戦では「8.75」という単独最高の採点を付与して、プレミアリーグの日本人通算最多得点記録(15点)を樹立した三笘に、以下のように賛辞を贈っている。
 
「彼の名を、日本とプレミアリーグの歴史に華々しく刻む試合となった。賢く、利他的なプレーでミンテのゴールをアシスト。さらに、電光石火のスピードでバックポストに駆け込み、ミンテのクロスをゴールに結びつけた。この日の三笘は、世界のトップクラスの相手でさえ手が付けられない状態であり、自信を失ったマンUでは、なおさら彼に太刀打ちできなかった」

 そして、エバートン戦ではチームが敗れたこともあり、採点は「5.00」と低く、「(エバートンの)デイビッド・モイーズ監督は十分に準備を整え、三笘をダブルマークで抑え込んだ。この『新幹線』は、後半の序盤に2人の相手選手による厳しいマークをなんとか振り切る場面もあったが、全体的には彼にとって不満の残る午後となった。特に、ブライトンが前半45分に右サイドから脅威を全く作れなかったことも、(逆サイドの)彼の苦戦に拍車をかけた」と厳しめに綴った。

 しかし1月の全日程を消化した後で、同メディアは三笘を「今月は2ゴール1アシストを記録。イプスウィッチ戦とマンU戦で得点し、後者ではミンテへの先制点のアシストも決めた。FA杯ノーリッジ戦でも、相手にとって厳しい時間を演出。3試合連続で強力なパフォーマンスを発揮したことから、ファビアン・ヒュルツェラーが年末年始にこの日本人選手を休ませるという判断が的確だったことが示された」とポジティブに総括している。

 ミンテ、ヤシン・アヤリ、カルロス・バレバ、ジョルジニオ・リュテール、ジョエル・フェルトマンとともに今年最初の同メディアの月間MVPにノミネートされた三笘。精彩を欠く時期があったものの、ここにきて再び鋭い切れ味と迫力を取り戻したアタッカーが、この調子をシーズン終盤まで持ち込み、チームに好影響を与え続けられるかが興味深い。

構成●THE DIGEST編集部

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