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海外サッカー

サッカー王国の混迷ぶりに英BBCも注目! 宿敵アルゼンチンに「屈辱的な敗戦」を喫したブラジル代表、監督交代は不可避か

THE DIGEST編集部

2025.03.27

W杯予選で不振が続くブラジル代表。(C) Getty Images

W杯予選で不振が続くブラジル代表。(C) Getty Images

 北中米ワールドカップ(W杯)南米予選14節が現地時間3月25日に各地で行なわれた。W杯史上最多5度の優勝を誇るブラジル代表は、アルゼンチン代表と敵地で対戦。1-4で敗れ今予選5敗目を喫した。首位を走るアルゼンチンはこの勝利で勝点31とし、本大会出場が決定。ブラジルは結果としてライバル国の予選突破をアシストする形となり、まさに悔しさに塗れる敗戦となった。

【動画】ブラジルが宿敵アルゼンチンにまさかの大敗...
 14節終了時で4位につけるブラジルは、2023年9月からの今予選において、当初から思うような成績を残せておらず、CBF(ブラジルサッカー連盟)は昨年1月にフェルナンド・ジニス前監督を解任。直後にドリバウ・ジュニオール監督が就任し、現在までチームを率いるも再び監督交代の可能性が高まっているようだ。

 サッカー王国の混迷ぶりは世界的な関心事となっており、英放送局『BBC』でも現地時間3月26日、公式サイト上において、ブラジルの特集記事を掲載している。

 同メディアは、アルゼンチン戦での大敗をレポートした上で、出場枠拡大などからブラジルの予選突破は有力と見込みながらも、「ブラジルにとって、ワールドカップ予選はもはやひとつの目的に集約される。それは、トロフィーを勝ち取るためのチーム作りの場であるということだ。だが、2026年大会まであと1年強というタイミングで、その目標は遠く霞んで見える」などと見解を示している。
 
 さらに、「今回の屈辱的な敗戦は、突然のものではない」と今予選を通じて低調な内容が続いていると評して、「火曜日にアルゼンチンに4-1と大敗したチームは、中盤が機能しておらず、攻撃も守備もままならない様子だった」と振り返る。また、チームの方向性にも言及し、「もし素晴らしいキャストが揃っているにもかかわらずパフォーマンスがひどいものになるなら、監督の責任は免れない」と指摘。

 その上で、「現在の代表監督ドリバウ・ジュニオールは、ブラジル国内のサッカー界を40年以上渡り歩いてきた経験豊富な指導者だ。しかし、国際舞台では彼は明らかに力不足だ」と主張。後任として外国人監督の必要性を訴えている他、国内リーグからはフラメンゴを指揮するフィリペ・ルイス監督の名前も挙げている。

 W杯では2002年大会の優勝以来、すでに5大会連続で世界制覇から遠ざかっているブラジル。苦戦が続く今予選で、もう一度頂点への道を歩むための立て直しを図ることが出来るだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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