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放映権だけでも最低200億円超え!? プレミアリーグ昇格を果たしたリーズが手にするであろう「莫大な富」をクラブ専門メディアが予測

THE DIGEST編集部

2025.04.23

来季のプレミアリーグ昇格を決めたリーズ。(C)Getty Images

 現地時間4月21日に行なわれたイングランド・チャンピオンシップ(2部リーグ)の第44節、首位リーズはストークに6-0の勝利。これで2位以内が確定し、2節を残して来季のプレミアリーグ昇格が決定した。
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 本拠地エランド・ロードでの一戦、前半のうちにヨエル・ピルーの4ゴールなどで5点を奪い、早々に勝負を決めたリーズ。2シーズンでクラブをプレミアリーグに復帰させたドイツ人監督のダニエル・ファルケは、「このクラブはイングランドで最もエモーショナルなクラブのひとつだ。だから物事は決して簡単にはいかない……このユニホームは重い。しかし我々は、素晴らしい形でそれに応えた。我々はこの結果に相応しいし、自分たちの居場所に戻ってきた」と喜びを表わしている(英国の日刊紙『The Guardian』より)。

 同勝ち点(94)の2位バーンリーとリーグ優勝を争ってデッドヒートの最中にあり、まだ戦いに集中し続ける必要があるリーズだが、指揮官は「(昨季以降)昇格した3チームは全て翌シーズンに再び降格しており、我々はプレミアリーグで確固たる地位を築く必要がある」と来季以降にも言及した。

 日本代表MFの田中碧らを擁したチームが、世界最高峰とされるリーグでいかなる戦いを見せるかに思いを馳せる現地メディアもあり、リーズの地元紙『YORKSHIRE EVENING POST』などは昇格決定の前に、来季の「ドリームイレブン」を予想し、スポルティングの守田英正の獲得を予想したりもしている。
 一方、ピッチ上ではなく、3シーズンぶりのプレミアリーグ復帰によってクラブの財政面がどれほど変化するかに注目したのが、リーズのクラブ専門サイト『LEEDS UNITED NEWS』である。「再び大舞台に戻ってきたリーズ。それに伴って、彼らの元には巨額の資金も舞い込んでくる」と綴る同メディアは、その内訳を詳しく挙げた。

 その前に、まずチャンピオンシップの賞金に関しては、連帯金やメディアや契約や商業収入からの分配金で、合わせて約1100万ポンド(約21億円)が「EFL(イングリッシュ・フットボール)」から支払われる。後者に関してはテレビ中継された試合数によってクラブで違いが生まれるが、リーズは「ブランド力と昇格争い」によって、最も多くの報酬を得ることになるという。

 そして来季になると、彼らは「メディア収入」「入場料収入」「商業収入」という"3本の柱"で「莫大な富を得られる」(同メディア)。その最大の「宝」はメディア収入で、プレミアリーグの新たな国内テレビ放映権契約は3年間で総額67億ポンド(約1兆2600億円)にのぼるとのことである。
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放映権だけでリーズは控えめな予想でも1億2500万ポンド(約235億円)受け取る