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海外サッカー

昇格&降格の明暗… リーズが数々のクラブ記録を樹立した一方、セインツは「史上最悪のプレミアリーグの試合」で最低記録回避のチャンスを逃す!?

THE DIGEST編集部

2025.05.06

史上最低勝点に並ぶ可能性のあるサウサンプトン。不名誉な記録を免れるか。(C) Getty Images

史上最低勝点に並ぶ可能性のあるサウサンプトン。不名誉な記録を免れるか。(C) Getty Images

 イングランド・チャンピオンシップ(2部)最終節で、リーズ・ユナイテッドはプリマス・アーガイルを2-1で下し、同勝点(100)の2位バーンリーを得失点差で抑えて優勝を飾っている。

【動画】ヴァーディ―の得点などでレスターがセインツを一蹴

 敵地での決戦、18分に相手のシュートがゴールポストにはね返ったところをDFサムエル・バイラムが自陣ゴールに押し込んでしまうというオウンゴールでビハインドを負い、53分に左のクロスからウィルフリード・ニョントが決めて同点。その後はなかなか勝ち越し点を奪えずにいたが、後半アディショナルタイムに突入してから1分後、マノー・ソロモンがドリブルでペナルティーエリアに侵入し、そのままゴール右隅にシュートを突き刺すと、間もなくしてアウェーチームの祝賀会が始まった。

 同時刻開催でバーンリーがミルウォールを3-1で下しており、結果的に勝利だけが必要だったリーズにとっては、まさに劇的な結末での戴冠となったが、このクラブ史上5度目の2部リーグ制覇により華を添えたのは、このシーズンでの46試合で彼ら樹立した数々のクラブ記録である。

 リーズのクラブ専門サイト『LUFCNEWS.CO.UK』は、「最多勝利数:29勝」「最多勝点:100ポイント」「最高得失点差:+65点」「最多得点:95点」という記録を紹介するとともに、「バーンリーも勝点100を記録したが、リーズの方が総合的には上だったいう見方が大半を占めている。リーズはより多くのゴールを奪い、より多くのチャンスを創り、ボール支配率も高かった。ゴール期待値も上回っており、攻守両面で安定したパフォーマンスを見せたのである」と、我らがチームの強さを強調した。

 その原動力として、「今季のリーズの強みのひとつは、諦めない姿勢にあった。シーズンを通して、86分以降の得点は18点を記録。これはチャンピオンシップ史上最多であり、終盤でも集中力と強さを発揮していた証だ。また、ダニエル・ファルケ監督の存在も非常に大きく、彼の戦術とリーダーシップは、リーズに魅力的で攻撃的なサッカーをもたらしつつ、守備でも安定感を与えました」と、2つのポイントを挙げている。

 このような誇れる記録が樹立された一方で、同じイングランドにおいて悪しき記録に並ぼうとしているクラブもある。リーズと入れ替わりで、来季チャンピオンシップに降格することが早々に決定した、プレミアリーグ最下位のサウサンプトンだ。
 
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