現地時間6月4日に行なわれたUEFAネーションズリーグ2024-25の決勝ラウンド準決勝で、ポルトガル代表がドイツ代表を2-1で下し、2018-19シーズンの第1回大会(優勝)以来となる決勝進出を果たした。
【動画】ロナウドが決勝点!ポルトガルがドイツに勝利し決勝へ! ネーションズリーグ準決勝ハイライト
敵地ミュンヘンでの一戦、48分にフロリアン・ヴィルツのヘッド弾でホームチームに先制を許したポルトガルだったが、63分にフランシスコ・コンセイソンが右サイドからドリブルで進入して見事なミドルをゴール左隅に叩き込んで同点とすると、その5分後には左を抜け出したヌーノ・メンデスからのクロスをクリスティアーノ・ロナウドが合わせて逆転、そのままリードを守り切り、EURO2000での3-0の勝利以降、実に25年(敵地では40年)続いてきた対ドイツの連敗記録(5敗)をようやく止めてみせた。
殊勲の決勝ゴールによって母国を、自身がまだスポルティングの下部組織でプレーしていた2000年以来の勝利に導いたロナウド。SNSで歓喜の場面の画像を公開し、「頑張れポルトガル!」と投稿して勝利を喜んだ驚異の40歳は、終了間際に交代でベンチに退くまで、序盤のいきなりの得点機を含め、多くのチャンスに絡むなど、相変わらずのゴールへの貪欲さを示した。
代表220試合出場で137得点と大記録を更新した彼は、対ドイツ戦ではEURO2020以来の得点となったが、2006年ドイツ・ワールドカップの3位決定戦で敗れて以降、5試合連続で苦い思いをしてきた相手に対し、ついに初勝利を挙げた。彼はボスニア・ヘルツェゴビナのエディン・ジェコ(38歳208日)を抜き、ドイツ代表相手にゴールを挙げた史上最年長の選手(40歳119日)となっている(ドイツのスポーツ紙『kicker』より)。
また新たな勲章を手にした“鉄人”に対し、チームメイトのベルナルド・シウバは『DAZN』のインタビューで「彼の『もっとやりたい』という情熱は本当に凄い。チームにいてくれて幸せだ。年齢が幾つかは分からないが、確か40歳くらいだったと思う。それでも毎日毎日、貪欲さを失っていない。彼はそれを、もう20年以上も続けている」と賛辞を贈った。
味方だけでなく、敵将のユリアン・ナーゲルスマン(37歳)も「40歳になっても、ロナウドは素晴らしいフィジカルを維持し、そのために努力を惜しまない。自分自身に多くを注ぎ、その成果ははっきりと表われている。ゴールを決めたのも偶然ではない」と、年長のスーパースターに敬意を表している(ポルトガルのスポーツ紙『O JOGO』より)。
各国メディアもポジティブにこれを伝え、前出の『kicker』紙は「40歳を超えてなお現役を続行しているロナウドが、ポルトガルをドイツ相手に、勝利に導いた。この試合はロナウドにとって記念すべき初勝利となり、同時に対ドイツに関する歴史にも名を刻むことになった」とポジティブに伝えている。
ポルトガル国内では、スポーツ紙『A BOLA』が、「90分間、ドイツの巨人たちとぶつかり合うという報われない仕事を担った。4本のシュートを放って幾つか危険な場面を生み出し、5本目はN・メンデスの絶妙なパスに合わせて押し込むだけだった。年齢に関係なく、いつだって彼は必要な時に現われる。だからこそ、今なお欠かせない存在なのだ」と称賛した。
そして当該国以外では、イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』が「代表デビューから22年が経った今も、我々はロナウドを称え続けている。この素晴らしい40歳は、代表220試合出場を祝うかのように、決勝ゴールを決めた。(中略)そして祝宴が始まった。チャンピオンズリーグ決勝からわずか4日後、再び満員となったミュンヘンのスタジアム。多くのポルトガル人が、訛りの強い歌声で『クリスティアーノ・ロナウド』という決して色褪せない名前を歌い上げた」と綴っている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】CL決勝ハイライト&ド派手なパリSGの優勝セレモニー!
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敵地ミュンヘンでの一戦、48分にフロリアン・ヴィルツのヘッド弾でホームチームに先制を許したポルトガルだったが、63分にフランシスコ・コンセイソンが右サイドからドリブルで進入して見事なミドルをゴール左隅に叩き込んで同点とすると、その5分後には左を抜け出したヌーノ・メンデスからのクロスをクリスティアーノ・ロナウドが合わせて逆転、そのままリードを守り切り、EURO2000での3-0の勝利以降、実に25年(敵地では40年)続いてきた対ドイツの連敗記録(5敗)をようやく止めてみせた。
殊勲の決勝ゴールによって母国を、自身がまだスポルティングの下部組織でプレーしていた2000年以来の勝利に導いたロナウド。SNSで歓喜の場面の画像を公開し、「頑張れポルトガル!」と投稿して勝利を喜んだ驚異の40歳は、終了間際に交代でベンチに退くまで、序盤のいきなりの得点機を含め、多くのチャンスに絡むなど、相変わらずのゴールへの貪欲さを示した。
代表220試合出場で137得点と大記録を更新した彼は、対ドイツ戦ではEURO2020以来の得点となったが、2006年ドイツ・ワールドカップの3位決定戦で敗れて以降、5試合連続で苦い思いをしてきた相手に対し、ついに初勝利を挙げた。彼はボスニア・ヘルツェゴビナのエディン・ジェコ(38歳208日)を抜き、ドイツ代表相手にゴールを挙げた史上最年長の選手(40歳119日)となっている(ドイツのスポーツ紙『kicker』より)。
また新たな勲章を手にした“鉄人”に対し、チームメイトのベルナルド・シウバは『DAZN』のインタビューで「彼の『もっとやりたい』という情熱は本当に凄い。チームにいてくれて幸せだ。年齢が幾つかは分からないが、確か40歳くらいだったと思う。それでも毎日毎日、貪欲さを失っていない。彼はそれを、もう20年以上も続けている」と賛辞を贈った。
味方だけでなく、敵将のユリアン・ナーゲルスマン(37歳)も「40歳になっても、ロナウドは素晴らしいフィジカルを維持し、そのために努力を惜しまない。自分自身に多くを注ぎ、その成果ははっきりと表われている。ゴールを決めたのも偶然ではない」と、年長のスーパースターに敬意を表している(ポルトガルのスポーツ紙『O JOGO』より)。
各国メディアもポジティブにこれを伝え、前出の『kicker』紙は「40歳を超えてなお現役を続行しているロナウドが、ポルトガルをドイツ相手に、勝利に導いた。この試合はロナウドにとって記念すべき初勝利となり、同時に対ドイツに関する歴史にも名を刻むことになった」とポジティブに伝えている。
ポルトガル国内では、スポーツ紙『A BOLA』が、「90分間、ドイツの巨人たちとぶつかり合うという報われない仕事を担った。4本のシュートを放って幾つか危険な場面を生み出し、5本目はN・メンデスの絶妙なパスに合わせて押し込むだけだった。年齢に関係なく、いつだって彼は必要な時に現われる。だからこそ、今なお欠かせない存在なのだ」と称賛した。
そして当該国以外では、イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』が「代表デビューから22年が経った今も、我々はロナウドを称え続けている。この素晴らしい40歳は、代表220試合出場を祝うかのように、決勝ゴールを決めた。(中略)そして祝宴が始まった。チャンピオンズリーグ決勝からわずか4日後、再び満員となったミュンヘンのスタジアム。多くのポルトガル人が、訛りの強い歌声で『クリスティアーノ・ロナウド』という決して色褪せない名前を歌い上げた」と綴っている。
構成●THE DIGEST編集部
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