今季のチャンピオンズリーグ（CL）はパリ・サンジェルマンがインテルを５-０の大差で下して初優勝を果たし、フランス国内では自国クラブの欧州制覇に大きな喜びを表わした。

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　それはメディアも同様だが、長く続くライバル関係のせいか、なかには失意のどん底に落とされたインテル、そしてイタリアに対して痛烈な嘲笑を浴びせる記事も。サッカー専門誌『SO FOOT』が掲載した「リーグ・アン――セリエAが夢見るべきリーグ」（François le Français著）の内容は非常に過激なものとなっている。

「数百万の視聴者の前でかいた『銀河級の恥』」と見出しを打ち、「全く相手にならなかったインテルは、かつてないほど完膚なきまでに叩きのめされ、０-５で敗北。こんな点差は前代未聞で、これまで最後に５失点を喫したのは1962年、レアル・マドリーがベンフィカに３-５で敗れた時まで遡らなければならない」と伝えた後、同メディアは以下のように主張した。
  「ミラノのサポーターたちはあまりの惨状に、試合終了を待たずにスタジアムを後にした。さらに悪いことに、空港で出迎えたのは『マルコ』という名の男性ひとりだけ。この夜が証明したのは、我々が以前から知っていたこと――フランス・サッカーはイタリア・サッカーに劣っていない、いやむしろ、上回っているということだ」

　そしてここからは、自国クラブ＆サッカーの成功を誇らしげに示すとともに、インテル、イタリア・サッカーを徹底的にこき下ろした。

「土曜の夜フランスは、15年間イタリアが失敗し続けてきたことを成し遂げ、ビッグイヤーを掲げた。イタリアが欧州の頂点に立ったのは2010年、ジョゼ・モウリーニョ率いるインテルがバイエルンを倒した時が最後。あれから時は流れ、モウリーニョは『時代遅れの監督』となり、セリエAはスター選手に避けられるリーグになってしまった」