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海外サッカー

「インテルの頭上に幾分かの暗雲」モンテレイとのドローに伊紙が危機感、GS突破に向けて「次の浦和戦が重要」と強調【クラブW杯】

THE DIGEST編集部

2025.06.18

メキシコのモンテレイ相手に1-1で引き分けたインテル。次戦は浦和レッズと対戦する。(C)Getty Images

メキシコのモンテレイ相手に1-1で引き分けたインテル。次戦は浦和レッズと対戦する。(C)Getty Images

 現地6月17日、クラブワールドカップのグループステージ第1節が行なわれ、インテル(イタリア)がモンテレイ(メキシコ)と1-1で引き分けた。

 試合開始から主導権を握っていたのはインテルだったが、モンテレイが千載一遇のチャンスをものにした。25分、CKからネットを揺らしたのは主将のセルヒオ・ラモスだった。フランチェスコ・アチェルビのマークを外した元スペイン代表DFが、滞空時間の長いヘディングでゴール右隅にねじ込んだ。

 失点したインテルは、同じくセットプレーで主将がやり返した。42分、ゴール前のFKをクリスチャン・アスラーニがDFラインの裏に送ると、カルロス・アウグストが中央に折り返し。走り込んだラウタロ・マルティネスが同点弾を決めて見せた。

 後半にはモンテレイがボールを持つ時間が増えたものの、チャンスを作り続けたのはインテルだった。55分、左サイドを突破したアレサンドロ・バストーニのクロスをニコロ・バレッラがペナルティーエリア内でダイレクトで合わせたが、このシュートは枠を捉えられなかった。

 68分にはアスラーニからパスを受けたバレッラがスルーパス。DFラインの背後でボールを受けたラウタロがネットを揺らしたものの、オフサイド判定となった。77分には途中出場のフェデリコ・ディマルコを起点に、バレッラ、ヘンリク・ムヒタリアンとパスをつなぎ、最後はラウタロがゴールを狙ったものの、枠を大きく外してしまった。

 攻め立てるインテルは80分、バレッラ、途中出場の新戦力ルイス・エンリケ、マッテオ・ダルミアンとつなぎ、ポケットを取ったバレッラの折り返し。パスを受けた途中出場していたニコラ・ザレフスキがシュートを放ったが、ポストの左に外してしまった。

【動画】S・ラモス、ラウタロと両チームの主将がゴールを決めたインテル対モンテレイのハイライト
 
 このまま試合は1-1で終了。伊紙『Gazzetta dello Sport』は「追いついたインテルだったが、それ以上の得点はできなかった。チームの頭上には幾分かの暗雲が漂っている。モンテレイとの引き分けは、パリ・サンジェルマンの敗戦を忘れるための良薬にはならなかった」と報じた。

「クリスティアン・キブ新監督のデビュー戦は、ビハインドを追いつき、既存メンバーが奮闘し、新戦力のペタル・スチッチ、L・エンリケがデビューするなど、いくつかの前向きな兆候があった。しかし、同時に守備の安定感の欠如、攻撃の選択肢不足と反省するべき点も混在していた」

 このようにモンテレイ戦を評した同紙は、「次の浦和レッズとの第2戦が、グループステージ突破を左右する重要な試合になる」と、浦和戦での勝点3の重要性を強調した。インテルは現地21日に浦和戦を迎え、25日にリーベル・プレート(アルゼンチン)と対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

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