海外サッカー

歴史的勝利を逃した浦和、インテルに逆転負けも「完全ホーム化」「圧巻コレオ演出」「涙の鼓舞」...サポーターの“熱量”に海外感動【クラブW杯】

THE DIGEST編集部

2025.06.22

浦和はイタリアの強豪インテルと対戦。先制するも逆転負けを喫した。(C)Getty Images

 日本一のサポーターが世界から脚光を浴びている。

 現地6月21日、浦和レッズはクラブ・ワールドカップのグループステージ第2節でイタリアの名門インテルに1-2で逆転負けを喫した。先制ゴールを奪いながら最後の最後に痛恨の逆転弾を食らい、選手とサポーターは落胆したが海外からは完全に"ホーム"の雰囲気を演出した姿に称賛が上がっている。
【画像&動画】FIFA公式も感嘆…完全に"ホーム"の雰囲気を演出した浦和サポーターの圧巻コレオ

 負ければグループステージ敗退の浦和は前半11分に金子拓郎のクロスをFW渡邊凌磨がダイレクトで流し込み、先制に成功。欧州チャンピオンズリーグ準優勝チームから鮮やかなカウンターでネットを揺らした。

 その後はセリエAの強豪に押し込まれる展開が続くが、粘り強い守備で猛攻を抑える。

 1点リードで折り返した後半もインテルの波状攻撃に防戦一方。なんとか耐えしのいでいたものの、78分にCKからラウタロ・マルティネスに豪快なボレー弾を叩き込まれ、ついに同点を許してしまう。

 そして90+2分、浦和はゴール前の混戦からバレンティン・カルボーニにネットを揺らされ、万事休す。勝点1が寸前でスルリと落ち、GKの西川周作は天を見上げた。
 
 無念の敗北で涙を流した浦和。だが一方で、海外メディアからは浦和サポーターの振る舞いに注目が集まっている。

 米スポーツ専門メディア『Bleacher Report』のサッカー専門版は浦和サポーターが一致団結して表現したコレオ、チームマフラーを掲げて最後まで応援歌を謳い上げる姿を複数枚アップ。「浦和レッズのファンはインテル戦で本当に盛り上がった」とXに記し、その熱量に驚きを隠せなかった。

 他にも海外サッカー専門メディア『Men in Blazers』は試合後、浦和サポーターがスタンド前まで挨拶する選手たちに向かって、一緒に涙を流しながらも次戦に向けて鼓舞する映像を添えて、「浦和レッズのファンにとって、これが何を意味するのか」と興味を示し、フォロワーに投げかけた。

 痛恨の失点で歴史的勝利とはならなかった浦和。チームは敗北したが、異国でも変わらない情熱的なサポートをみせたレッズサポーターの姿は世界に「Urawa Red Diamonds」の存在を強烈にアピールした。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「相変わらず野暮ったくて遅い」アル・ヒラルとドロー決着のマドリーをバルセロナ紙が酷評!「サッカーのやり方もわかっていない」【クラブW杯】

【記事】CL決勝でのインテルに悪影響を与えた? インザーギ前監督の決断に「プロのやることではない」とOBが批判…伊紙は「モウリーニョ」との好対照ぶりを強調

【記事】「太陽が眩しいのか?」浦和レッズ、まさかのヘディング3失点を海外メディアが酷評。"金髪の異端児"松尾佑介には称賛の声も「スーパーサイヤ人に変貌を遂げた!」
NEXT
PAGE
【画像&動画】FIFA公式も感嘆…完全に“ホーム”の雰囲気を演出した浦和サポーターの圧巻コレオ