2024-25シーズンのセリエAを制したナポリが、積極的な補強に動いている。６月13日にマンチェスター・シティを退団したケビン・デ・ブライネの獲得に続き、さらなに複数選手と契約しそうだ。

　伊紙『Gazzetta dello Sport』は６月25日、ナポリの補強動向を伝える記事を公開。「ナポリ、アントニオ・コンテ監督に２チーム分の戦力を準備」と題し、「クラブには守るべきもの（スクデット）があり、誇りを持って挑むチャンピオンズリーグ、刺激的なスーパーカップ、そして今回は無視できないコッパ・イタリアがある。つまり、４大会のすべてを完璧にこなせるチームを整える必要がある」と伝えた。

　ナポリはフリーで獲得したデ・ブライネのほか、エンポリから20歳のCBルカ・マリアヌッチをすでに獲得。さらに、GKにはバニャ・ミリンコビッチ＝サビッチ（トリノ）、CBにはトレボ・チャロバー（チェルシー）かサム・ブーケマ（ボローニャ）、右SBにはファンル・サンチェス（セビージャ）、中盤にはジョニー・カルドーソ（ベティス）、ウイングにはフェデリコ・キエーザ（リバプール）、ノア・ラング（PSV）、CFにはダルウィン・ヌニェス（リバプール）が補強候補に挙がっている。

「ヨーロッパのトップレベルで戦うには、少なくとも22人、つまり２チーム分の戦力が必要だ。24-25シーズンのように４-３-３の基本形を維持しつつ、状況に応じて変化できる人材を抱える。守備陣はチャロバーが有力候補で、ブーケマは次善の策の位置付け。ファンルから移籍の承諾を得ているが、セビージャ要求は2000万ユーロで、ナポリのそれは1500万ユーロ。今週末に新たな会談が予定されている」

【画像】ナポリがデ・ブライネの獲得を正式発表！
  「中盤には走力と守備力を持った選手が必要だ。一時はミランのユヌス・ムサとの交渉があったが、その線は途絶えてしまった。代わってベティスのカルドーソが好捕に挙がっている。前線はCFとウイングを探している。今後の移籍市場の展開次第だが、すでにナポリは動き出しており、いくつかの交渉が進行している」

　就任１年目のコンテ監督の下、ロメル・ルカクやスコット・マクトミネイ、スタニスラフ・ロボトカ、ジョバンニ・ディ・ロレンツォ、アレッサンドロ・ブオンジョルノ、アミル・ラフマニら主力の活躍で24-25シーズンのセリエAを制覇。新シーズンのチャンピオンズリーグでの躍進を見据え、今夏に戦力を大幅アップさせそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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