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いまだピッチ内外で多大な影響力! メッシが38回目の誕生日に新たな勲章。自身の名前が故郷クラブの本拠地スタンドに命名される

THE DIGEST編集部

2025.06.27

ピッチ内外で依然として大きな存在感をみせるメッシ。クラブW杯でも随所に好プレーを披露している。(C) Getty Images

 FIFAクラブワールドカップで「開催国枠」で出場しているインテル・マイアミは、開幕前にはその実力が疑問視されていたが、パルメイラス、ポルト、アル・アハリと同組のグループを1勝2分けの2位で勝ち抜いてみせた。

【画像】リオネル・メッシの名が冠されたニューウェルズ本拠地のスタンド
 このアメリカのチームの原動力は、言うまでもなく大エースのリオネル・メッシだ。世界を驚かせたポルト戦での番狂わせでは、見事なFKで決勝点を挙げ、他の2試合でも不世出の天才ならではのプレーを幾度も披露し、世界一クラブ決定戦に別格の彩りを添えている。
 
 主催者の期待にも応えて第一関門を突破したメッシだが、2-2で引き分けたグループステージ最終節パルメイラス戦は彼にとって38回目の誕生日(6月24日)の前日で、時差の関係から欧州以西の国では誕生日当日だったこともあり、世界中から祝福のメッセージが彼に寄せられ、これに対して自身のSNSで「本当にありがとう! みんなに大きなハグを贈りたい」と感謝のメッセージを投稿した。

 そんな彼には、故郷アルゼンチン・ロサリオのクラブで、1995年からの6年間を下部組織で過ごしたニューウェルズ・オールドボーイズからビッグなバースデープレゼントが届いた。同クラブのホームスタジアム「エスタディオ・マルセロ・ビエルサ」、通称「コロッソ(「巨象」の意)」の新しいスタンドに、メッシの名前を冠することを発表したのだ。

「今日、コロッソは新たな1ページを記す。サッカー史上最も偉大な2つの名前が、初めて同じ屋根の下で共に生きる──それが我らのホームである」と同クラブはSNSに投稿したが、「偉大な2つの名前」とは、メッシ、そして1993年に1シーズン在籍し、1998年には南スタンドにその名が冠せられたディエゴ・マラドーナのことである。まさに、アルゼンチンの英雄2人が並び立つことになったわけである。

 このように、またひとつ大きな勲章を手にしたスーパースター。38歳という年齢になっても、その技は衰え知らずであり、チームのキーマンとして決定的な仕事をみせ続けている。バイエルンを率いるヴァンサン・コンパニは、スポーツ専門チャンネル『ESPN』で、「メッシは私(39歳)と同じぐらいの年齢だと思うが、どうしてまだあのようにプレーできるのかが分からない。彼がピッチに立つ一瞬一瞬を、我々は大切にする必要がある」と、最大級の賛辞を贈っている。
 
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