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海外サッカー

ギェケレシュ、エキティケ、ジョアン・ペドロ、イサク…プレミアリーグの移籍市場を賑わす「新時代のCF」! 英紙が今夏の“流行”に注目

THE DIGEST編集部

2025.07.30

 この大柄なノルウェー人ストライカーの加入により、ペップ流の全員がシステムの中で連動するスタイルが大幅に修正された結果、組み立てやチャンスメイクに関与しない彼がマンCを「トレブル」へと導いた。しかし一方で、昨季の大失速の一因になった可能性もあるという。

 同メディアはアーセナルについても、「昨季、彼らに最も多く向けられた批判は『CFがいない』というものだった。相手の隙を突いてゴールを奪うタイプのストライカーがおらず、チームの良いプレーをゴールに結びつけることすら難しかったため、彼らは内容で相手を圧倒する以外に勝利を手にする方法がなかった」と振り返る。

「ガンナーズ」にとって、当初はイサクの獲得こそが最も自然な補強候補に見えたが、「1億2000万ポンド(約240億円)以上の移籍金は到底払えるものではなく、最終的に彼らが獲得したのはギェケレシュだった」ということで、“代わり”に迎えたCFを「キャリア全体を見れば、爆発的な得点力を発揮したのは過去4シーズンのみという点でリスクはあるが、混戦の中でシュートを打つのに時間がかかるという懸念さえ解消されれば、明確なニーズに応える補強となるはずだ」と評している。
「それでもイサクが、今回の“ストライカー移籍シャッフル”の中心にいる」というが、過去2シーズン、安定してゴールを決めてきた彼をニューカッスルは手放したくない。しかし、待遇への不満などから退団という流れになった場合には、「1億4000万ポンド(約279億円)を要求でき、それがRBライプツィヒのベンヤミン・シェシュコのような高水準の代役を獲得する資金になる」と伝えた。

 リバプールが「ここ数シーズンにわたり、チームにおけるCFの主な役割のひとつは、『サラーのためのスペースを作ること』だった」にもかかわらず、エキティケに続いて2人目のCF獲得に打って出ようとしているのには、同メディアは「少しばかり奇妙だ」「驚き」との反応を示すと同時に、「クラブがサラー(33歳)抜きの将来を見据え始めている兆候かもしれない」とも指摘している。

 そして、記事を締めるにあたって同メディアは、「イサクらは、昔ながらのストライカーなどではなく、ポストプレーをこなす『ターゲットマン』、サイドを駆け上がる『チャンネルランナー』、ゴール前で仕留める『ポーチャー』……それらすべての要素を併せ持つ、より完成されたCFだ。イサクやジョアン・ペドロはすでにそうしたスキルを全て備え、エキティケやシェシュコはそれを身につけようとしている」と称賛。「かつてよりも幅広い能力を持つCFが再脚光を浴びる今、サッカーは『ストライカー新時代』へと歩み始めている」と綴っている。

構成●THE DIGEST編集部

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