今夏も移籍市場では各クラブが積極的に戦力補強を展開しているが、やはり主役となっているのは「プレミアリーグ」である。
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この世界最高峰リーグが誇る資金力は他の追随を許さず、数日前の時点ですでに総支出額は17億5000万ユーロ(約3000億円)に達しているというが、これにさらに先日移籍が発表されたウーゴ・エキティケ(←リバプール)、ヴィクトル・ギェケレシュ(←アーセナル)の案件も加わることになる。
この驚異的な経済活動にスペインのスポーツ紙『MARCA』が注目し、「プレミアリーグが市場を破壊」と題した記事で、「まさに天文学的な数字が飛び交い、移籍市場は大混乱に陥っている。今世紀初頭、史上最高額の移籍金がルイス・フィーゴ(バルセロナ→レアル・マドリー)の6000万ユーロ(約103億円)だったことを考えれば、今の状況はまるで別世界だ」と、サッカー界の“インフレ”に驚きを隠していない。
「購買力のあるクラブは、本来の市場価値に見合わない選手にも法外な額を支払っているのが実情だ。こうした金の使い方において、プレミアリーグは絶対的王者である。ヴィルツ、ムベウモ、クーニャ、スビメンディ、ギッテンスなどの移籍により、プレミアリーグは他を圧倒する支出を記録している」
同メディアは、ドイツの移籍専門サイト『Transfermarkt』を引用して、7月23日現在のリーグ別での支出ランキングを以下のように発表した。
1位:プレミアリーグ:17億5000万ユーロ
2位:セリエA:6億4746万ユーロ(約1114億円)
3位:ブンデスリーガ:4億6450万ユーロ(約799億円)
4位:ラ・リーガ:4億1070万ユーロ(約706億円)
5位:リーグアン:2億2020万ユーロ(約379億円)
6位:サウジ・プロリーグ:2億551万ユーロ(約353億円)
2位のセリエA(イタリア)と比べて約3倍という、圧倒的な差で1位に立っているプレミアリーグだが、その中でチェルシーは、ジェイミー・ギッテンス、ジョアン・ペドロ、リアム・デラップ、エステバン、ダリオ・エスーゴ、センドリー・パエスらの獲得に2億4377万ユーロ(約419億円)を投じ、同メディアの発表したランキングでは、ここ数年同様にクラブ別のランキングではトップに立っていた。
しかし、リバプールが前述の通りエキティケ獲得によって3億868万ユーロ(約531億円)に達して逆転。すでにフロリアン・ヴィルツ、ジェレミー・フリンポン、ミロシュ・ケルケスといった有望株を買い集めていたリーグ王者は、なかでもヴィルツには今夏の最高額である1億2500万(約215億円)を費やすなど、フェデリコ・キエーザの獲得のみに止まった昨夏とは打って変わっての積極性を示している。
トップ10の顔ぶれで新鮮だったのは、プレミアリーグ昇格を果たしたばかりのサンダーランド。あのバルセロナもランク外となった中(スペイン勢はマドリーが3位、アトレティコが8位)、1億1590万ユーロ(約199億円)で9位となったことからも、まだ移籍市場の期限は先(欧州主要国は9月1日)であるとはいえ、改めてイングランド・クラブの資金力の高さが窺い知れると言えるだろう。
ちなみに、ユベントスはイタリア勢として唯一トップ10入りし、総支出は1億590万ユーロ(約182億円)となっているが、興味深いのは現時点で同クラブに新たに加入したのはリールのFWジョナサン・デイビッドのみ。しかも彼はフリーでの加入である。にもかかわらず、すでにこれだけの支出を計上したのは、昨季にレンタルで獲得した5選手(フランシスコ・コンセイソン、ニコ・ゴンサレス、ロイド・ケリー、ミケーレ・ディ・グレゴリオ、ピエール・カルル)に対して買い取りオプションを行使したためだ。
またイタリア勢での大きな変化は、コモが1億100万ユーロ(約174億円)もの大金を投下していることだ。ウィンガーのヘスス・ロドリゲス(←ベティス)に2250万(約39億円)、ニコラス・キューン(←セルティック)に1900万ユーロ(約33億円)を投じるなど、インドネシアの億万長者オーナーの下で壮大なブランド戦略を推し進める湖畔のクラブも積極的な姿勢を示しているが、ここからも移籍金の高騰ぶりが改めて見て取れる。
そして、この数年でサッカー界の一大勢力となったサウジアラビアのサウジ・プロリーグだが、今夏はアル・カーディシーヤがセリエA得点王マテオ・レテギをアタランタから6200万ユーロ(約107億円)+ボーナスで獲得。リーグ全体でも前述の通り支出総額が2億551万ユーロに達しており、今後もその財力で欧州に対抗していくことになりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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この世界最高峰リーグが誇る資金力は他の追随を許さず、数日前の時点ですでに総支出額は17億5000万ユーロ(約3000億円)に達しているというが、これにさらに先日移籍が発表されたウーゴ・エキティケ(←リバプール)、ヴィクトル・ギェケレシュ(←アーセナル)の案件も加わることになる。
この驚異的な経済活動にスペインのスポーツ紙『MARCA』が注目し、「プレミアリーグが市場を破壊」と題した記事で、「まさに天文学的な数字が飛び交い、移籍市場は大混乱に陥っている。今世紀初頭、史上最高額の移籍金がルイス・フィーゴ(バルセロナ→レアル・マドリー)の6000万ユーロ(約103億円)だったことを考えれば、今の状況はまるで別世界だ」と、サッカー界の“インフレ”に驚きを隠していない。
「購買力のあるクラブは、本来の市場価値に見合わない選手にも法外な額を支払っているのが実情だ。こうした金の使い方において、プレミアリーグは絶対的王者である。ヴィルツ、ムベウモ、クーニャ、スビメンディ、ギッテンスなどの移籍により、プレミアリーグは他を圧倒する支出を記録している」
同メディアは、ドイツの移籍専門サイト『Transfermarkt』を引用して、7月23日現在のリーグ別での支出ランキングを以下のように発表した。
1位:プレミアリーグ:17億5000万ユーロ
2位:セリエA:6億4746万ユーロ(約1114億円)
3位:ブンデスリーガ:4億6450万ユーロ(約799億円)
4位:ラ・リーガ:4億1070万ユーロ(約706億円)
5位:リーグアン:2億2020万ユーロ(約379億円)
6位:サウジ・プロリーグ:2億551万ユーロ(約353億円)
2位のセリエA(イタリア)と比べて約3倍という、圧倒的な差で1位に立っているプレミアリーグだが、その中でチェルシーは、ジェイミー・ギッテンス、ジョアン・ペドロ、リアム・デラップ、エステバン、ダリオ・エスーゴ、センドリー・パエスらの獲得に2億4377万ユーロ(約419億円)を投じ、同メディアの発表したランキングでは、ここ数年同様にクラブ別のランキングではトップに立っていた。
しかし、リバプールが前述の通りエキティケ獲得によって3億868万ユーロ(約531億円)に達して逆転。すでにフロリアン・ヴィルツ、ジェレミー・フリンポン、ミロシュ・ケルケスといった有望株を買い集めていたリーグ王者は、なかでもヴィルツには今夏の最高額である1億2500万(約215億円)を費やすなど、フェデリコ・キエーザの獲得のみに止まった昨夏とは打って変わっての積極性を示している。
トップ10の顔ぶれで新鮮だったのは、プレミアリーグ昇格を果たしたばかりのサンダーランド。あのバルセロナもランク外となった中(スペイン勢はマドリーが3位、アトレティコが8位)、1億1590万ユーロ(約199億円)で9位となったことからも、まだ移籍市場の期限は先(欧州主要国は9月1日)であるとはいえ、改めてイングランド・クラブの資金力の高さが窺い知れると言えるだろう。
ちなみに、ユベントスはイタリア勢として唯一トップ10入りし、総支出は1億590万ユーロ(約182億円)となっているが、興味深いのは現時点で同クラブに新たに加入したのはリールのFWジョナサン・デイビッドのみ。しかも彼はフリーでの加入である。にもかかわらず、すでにこれだけの支出を計上したのは、昨季にレンタルで獲得した5選手(フランシスコ・コンセイソン、ニコ・ゴンサレス、ロイド・ケリー、ミケーレ・ディ・グレゴリオ、ピエール・カルル)に対して買い取りオプションを行使したためだ。
またイタリア勢での大きな変化は、コモが1億100万ユーロ(約174億円)もの大金を投下していることだ。ウィンガーのヘスス・ロドリゲス(←ベティス)に2250万(約39億円)、ニコラス・キューン(←セルティック)に1900万ユーロ(約33億円)を投じるなど、インドネシアの億万長者オーナーの下で壮大なブランド戦略を推し進める湖畔のクラブも積極的な姿勢を示しているが、ここからも移籍金の高騰ぶりが改めて見て取れる。
そして、この数年でサッカー界の一大勢力となったサウジアラビアのサウジ・プロリーグだが、今夏はアル・カーディシーヤがセリエA得点王マテオ・レテギをアタランタから6200万ユーロ(約107億円)+ボーナスで獲得。リーグ全体でも前述の通り支出総額が2億551万ユーロに達しており、今後もその財力で欧州に対抗していくことになりそうだ。
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