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海外サッカー

CL大一番を制したパリSGに母国メディアは「英雄的」「世界最高」と賛辞! バルサに対して地元紙は「同じ石に何度も躓き続けている」と指摘

THE DIGEST編集部

2025.10.03

 対してバルサの地元スポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「欧州王者であり、90分間ハイテンポと息詰まるようなプレッシングを維持し続ける唯一のチームであるパリSGを相手に、バルサにとって試合はあまりにも長く感じられた」と苦戦ぶりを表現し、このような試合では十分に強みを活かせたであろうラフィーニャやフェルミン・ロペスの負傷欠場を惜しんだ。
 
 しかし同メディアは、「ポジティブな点もある。バルサはすでに日程上で最も厳しいヤマ場――ニューカッスル戦とパリSG戦――を乗り越えたのだ。ここからは勝点を積み重ね、さらに成長を続けていくだけである」と続けており、ここから再び快進撃を始めることに期待を寄せている。

 ただ別の記事では、「ハンジ・フリック監督率いるチームは、同じ石に何度も躓き続けている」と見出しを打ち、バルサが「悪癖」から抜け出していないことも指摘。ドイツ人指揮官は、「1-1の状況ではもっと守備を固めなければならない。学んで改善する必要がある」「90分間持ちこたえなければならない。守備においても、ボールポゼッションにおいても、スペースの活用においても、もっと良くならなければならない」とのコメントを残しているが、残念ながら土壇場での失点で勝利や勝点を幾度も失っているのが現実である。

 同メディアは、2024年夏のフリック監督就任以降、今回で6度もこの事象が起きていると伝えているが、過去の5回の失点劇は以下の通り。

1)2024年11月23日・2-2セルタ(同点もしくは勝ち越された時間84分 、86分)
2)2024年12月7日・2-2ベティス(90+4分)
3)2024年12月21日・1-2アトレティコ・マドリー(90+6分)
4)2025年2月25日・4-4アトレティコ(90+3分)
5)2025年5月6日・3-4インテル(90+3分、90+9分)

 そして同メディアは、「バルサにとってこの新たな躓きでの救いは、この試合がリーグフェーズの2試合目だったという点だ。今季全てのコンペティションでタイトルを狙う上で影響が及ぶ前に、ここで学んだ教訓を活かす時間は十分に残されている。昨季、国内では3冠を成し遂げた後のシーズンにおいても、である」と綴って記事を締めている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】終了間際の決勝点! パリSGが敵地でバルサを撃破
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