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海外サッカー

W杯優勝候補筆頭と目される欧州と南米の大陸王者、どちらが強いのか!? スペイン紙は同ポジションの選手を比較

THE DIGEST編集部

2025.10.14

 CBについては、「安定したパフォーマンスを発揮し続けている」というスペインのロビン・ル・ノルマンが「7」止まりで、「アルゼンチンでは『フランツ・ベッケンバウアーとでも替えたくない』と言われるほど」のクリスティアン・ロメロは「8」。20歳のディーン・ハイセンと37歳の二コラス・オタメンディの比較はともに「8」でドロー。前者は「潜在能力は抜群。両足を使えるのも強み」、後者は「アルゼンチン代表の魂のひとり。年齢で侮るのは大きな間違い」と評された。

 守備的MFは、「コンディションが良ければ、世界最高のアンカー」とスペインのロドリが「9」の高評価を受けたのに対し、アルゼンチンのエンソ・フェルナンデスは「ポジション特化型ではなく、より攻撃的な役割も担うため、若干評価は下」として「8」に。右インサイドハーフも「世界最高クラスのプレーメーカー」として「9」を付与されたペドリが、「7」のロドリゴ・デ・パウルを上回った。後者の“敗因”には「欧州を離れ、アメリカに渡った点も評価を下げた理由」との意見もあった。

 左インサイドハーフは「8」で引き分け。ファビアン・ルイスには「派手さはないが、パリ・サンジェルマンでのプレーは安定感抜群」、アレクシス・マカリステルには「前回W杯でのサプライズのひとり。リバプールで背番号10を堂々と背負い、プレミアでも存在感を発揮」と、それぞれ賛辞が綴られている。
 
 左ウイングの「スピード、突破力、決定力を兼ね備えた」ニコ・ウィリアムズ と「アンヘル・ディ・マリアの後継者と目される」チアゴ・アルマダの比較では、「8」対「7」で前者に軍配が上がったが、CFは「スペイン国内では実力を高く評価されている」ミケル・オジャルサバルが「8」、「不可欠な存在。ラウタロ・マルティネスを控えに回すほどの実力者」に成長したフリアン・アルバレスが「9」で勝敗は逆となった。

 そして最後に右ウイング。ラミネ・ヤマルとメッシの対決は、「今やメッシはサイドを主戦場にしていないが、象徴的な存在として比較した」との注釈付きで、前者は「すでに多くを証明しているが、W杯という最高の舞台ではまだ実績がない」のが減点で「9」に止まり、一方のスーパースターには唯一の満点がついた。「来夏のW杯では39歳になるが、それがむしろ価値を高めている。存在そのものが、相手チームの心理を左右する。まさにGOAT(史上最高)だ」

 なお同企画では、監督も評価対象となっており、「UEFAネーションズリーグ優勝1回、準優勝1回、EURO制覇1回という結果だけでなく、内容もクオリティーも伴っているチームを築き上げた」とスペインのルイス・デ・ラ・フエンテ監督には「9」。一方のアルゼンチン側は「W杯王者1回、南米王者が2回。メッシを中心にしながらも、それだけに依存しないチームを作り上げた名将」であるスカローニに「10」が付与されている。

構成●THE DIGEST編集部

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