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海外サッカー

「リーグやCLを制するレベルにはない」4連敗の王者リバプール「適応するか、滅びるかだ」クラブ専門メディアは目標設定の修正、プレースタイルの最適化を主張

THE DIGEST編集部

2025.10.27

 一方、同じくクラブ専門サイトの『THIS IS ANFIELD』は、今季ここまでのリバプールの歩みを総括した上で、「スロット監督の就任直後から、いずれその時が来ると誰もが予想していたが、どうやら本当に恐れていた『移行期』が到来したようだ。前線の連係不足、守備の混乱……大きな変革の後に訪れる困難なシーズンにありがちな兆候が全て見られる」と綴り、以下のように結論づけている。

「したがって我々は、チームが今季何を達成できるのかについての『期待度』を調整する必要があるのかもしれない。率直に言って、このチームはプレミアリーグやチャンピオンズリーグ(CL)を制するレベルには到底達していない。CL出場権の確保こそが現実的な目標であり、チームのロッカールームにおいても、新たな目標としてこれを掲げるべきだろう」

 また、そのプレースタイルにも提言を行なっており、「今季はリバプールのコーチ陣と補強部門にとって、『自分たちの理想が破綻している』と悟るための旅になるかもしれない。好きか嫌いかにかかわらず、イングランドのサッカーは今、セットプレーとフィジカルの時代に突入している。適応するか、滅びるかだ。つまり、小柄なプレーメーカーを10番として起用し、攻撃的な両SBを走らせ、専門性に欠けた中盤の多様な構成で戦うというスタイルは、もはや通用しないという考えだ」と訴えた。
 
 さらに選手補強についても、「今夏にクリスタル・パレスのDFマーク・グエイを獲得しなかった判断は致命的なミスに見えるが、むしろ現時点では、獲らなくて正解だったかもしれない。なぜなら今季のチームは、セットプレーからの守備の脆さに苦しんでいるからだ。彼は優れた選手ではあるが、空中戦の強さに欠ける。そのようなCBを加える行為は、今の状況では『自傷行為』に等しい」との見解を示している。

 なお、こちらもサラーについては、そのパフォーマンスの低下ぶりを懸念し、「リバプールでのキャリアにおいて最悪」と酷評。「23本のパスのうち成功は16本、ドリブル成功は4回中1回、デュエル勝利は11回中2回。この内容の悪さは、たとえゴールを決めたとしてもピッチに残す理由にはならない。スロット監督は、彼をベンチに下げるべきかという難しい決断について、真剣に考える必要がある」と指摘した。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】リバプールが4連敗、ブレントフォード戦ハイライト
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